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2013年10月29日 (火)

経営は道なり心なり

タイトルに魅力を感じ、「経営は道なり心なり」という図書を読んだ。
著者は、井上 昭正氏。
経営コンサルタント・国際協力専門家として、国内外で活躍中の方。

ノウハウ本ではなく、自らの経験をベースとして、経営者の心得を
著した本。
それ故、共感する箇所が、多々あった。

いつもどおり、イエローとオレンジのラインマーカーを引きながら
読んだのだが、いつもよりもかなり多く線を引いたように思う。

井上氏は、「経営は心なり」という「経営道」を提唱され、国内外
への振興・普及に力を入れられている。
自ずと、筆にも力が入る。

経営の心の源として、徳性を挙げられていた。
経営者は、感性、知性、品性と共に、さらに徳性を磨く
必要があると。

徳性とは、人徳に繋がる全てを受け入れ愛しむ心。
やはり、ここに行き着くのかと言う思いがした。

いろいろな観点から、その妥当性を論じられていた。
しかし、一番印象に残った事は、井上氏自身が、それらを
自ら体現されていると言う事。

国際協力の一環として、マレーシアでの経営指導の話しが
記されていた。
時間を守る、納期を守る、礼儀正しく振る舞う。

一見当たり前の事を、きちんと行う姿を見せる事が大事だと。

また、同じくマレーシアにJICAから派遣された時、現地の方
から、このような質問を受けた。

「日本は、戦後、どうしてあんなに早く立ち直ったのですか。」

現地の方の、この質問に、以下のように答えたとの事。

「戦後日本を再建したエネルギー源は、日本人企業家達の
愛国心である。」

深く心に刻まれた想いは、輝きを必ず放つ。
その事を、改めて教えられた。

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