豊潤な歌声プラシド・ドミンド
昨日、東京国際フォーラムで開催された、「プラシド・ドミンゴ コンサート
イン ジャパン2013」を堪能して来た。
ドミンゴ氏は、スペイン生まれのテノール歌手。
現在72歳だが、その歌声の艶やかさには定評がある。
イタリアの故ルチアーノ・パヴァロッティ氏、スペインのホセ・カレーラス氏
と共に、世界的な「三大テノール」として名を馳せている。
その歌声は、とてもふくよかで潤いのあるものだった。
やはり、本物に触れると、伝わって来るものが違う。
イタリアオペラを習っている身にしてみれば、まさに「生きた教科書」。
いや、教科書という範疇をはるかに超えていた。
まず、型にはまらない、大らかさを感じた。
それと、自由に謳われていた。
何かに束縛されていない。
ソプラノ歌手のヴァージニア・トーラさんとの掛け合いで歌った部分は
本当に会話をしているようだった。
熱い情熱も、しっかりと伝わって来た。
サルスエラ・ダンサーのヌリア・ポマレス嬢に向ける熱い視線は、
遠く離れた客席でも、感じる事が出来た。
昨日は、皇太子殿下もお見えになっていた。
そのためか、開場が遅れ、演奏が始まる前に席に付けるか心配し
客が苛立っていた面もあった。
しかし、ドミンゴ氏の演奏が始まったら、そんな怒りは消えてしまった。
やはり、音楽の力は凄い。
「大らかに、自由に、情熱を込めて」
昨日は、改めて、このような歌い方を学んだような気がする。
及ばずながら、自分の中にも、取り入れて行きたい。
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