マネジメント人間学
現在、研修講師として、日本全国いろいろな
企業や自治体にお伺いしている。
対象者は、組織のリーダー層がほとんど。
係長、課長、部長クラスの方々。
扱う具体的なテーマはその度様々だが、
広義に捉えると、全てマネジメントに行き着く。
マネジメントとは、「組織の成果」と「個人の成長」の
同時達成を目指すもの。
その一方だけでは、この環境変化の激しい時代に、
生き抜いて行く事は難しい。
まずは、マネジメントスキルを習得する必要がある。
スキルとは技、顕在化した能力と言い換えてもいい。
リーダーシップ力、コミュニケーション力を始め、
目標管理力、問題解決力、部下育成力、職場活性化力等。
しかし、実は、これらのスキルを身に付けるだけでは、
本物にはなれない。
さらに、深く自分を研鑽する必要がある。
それが、人間力。
人間力とは、私は端的に人間的魅力と説明している。
中国古典では、技を学ぶ学問を「時務学」と呼び、
人間力を学ぶ学問を「人間学」と呼んでいる。
そして、時務学を「末学」、人間学を「本学」としている。
つまり、本学である人間学をしっかり学び人間力を
体得しないと、技が活きて来ない事になる。
魂がこもらない技は、表面的なものとなり、共感や
感動を呼ぶものとはならない。
ここが、肝心なところ。
まず、マネジメントの幹になる、自分の信念等を
しっかり持つ必要がある。
マネジメント人間学。
まず、自らが極めて行きたい。
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