「潜る」から「羽ばたく」へ
イタリアオペラの、12月の発表会が迫って来た。
気がつけば、この後レッスンが、6回しかない。
時間が経つのは、本当に早い。
これまで、7回の発表会を経て来たが、今回改めて
行っている事がある。
それは、発声の仕方、体の使い方等の原点に戻る事。
12月発表会の課題曲も、イタリア古典歌曲集から2曲。
① Amarilli(アマリッリ)
② Intorno all'idol mio(私の偶像の回りに)
それぞれの楽譜の最初に、先生から指摘されたコメントを
書き込んである。
①:「潜る」から「羽ばたく」。あくびに声を乗せる。
②:ポンプで上にあげ続ける。胸を広げる。
「a(ア)」とはっきり言わない。
これら以外にも、楽譜の至る所に、書き込みをしている。
「ソフトに」「上下にのばす」「ほほを上げて、アゴを動かさない」等。
発声の仕方、体の使い方に関するものばかり。
これまでは、半年ごとの発表会の合間に、練習曲も何曲か
習っていた。
しかし、今回は課題曲に集中。
その曲を使って、徹底的に基礎を鍛え直している。
これは、先生と相談して決めた事。
先へ進むのではなく、ここで再度、しっかりと学び直そうと。
この方針に基き練習していて、本当によかったと思う。
発声も体も、すぐには思うようにならない。
まずは、体を「楽器」と意識する事が大事。
つまり、声を出すのではなく、「音」を「響かす」という事。
これは、本当に難しい。
この後も、引き続き努力を重ねたい。
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