人間理解と自分づくり
「人間理解と自分づくり」
これは、私自身の永遠のテーマ。
ここでの人間とは、他者と自己を言う。
つまり、自分づくりには、2つのアプローチ
があると言う事。
他者を理解する過程で、自己を知る。
自己を理解する過程で、他者を知る。
他者を「広く受容」し、自己を「深く認識」
する事を通して、自ずと自分が磨かれて行く。
そして、さらに他者との関係が広がる。
他者との出会いは、現実と共に仮想の世界
も含まれる。
仮想の世界の代表選手が本。
特に、月刊「致知」での出会いは、いつも新鮮。
毎月、必ず邂逅の機会がある。
今月は、「大空のサムライ 坂井三郎の行き方」
に感動した。
坂井氏は、かつての零戦のエースパイロット。
ガダルカナルや硫黄島等で参戦。
64機もの敵機を撃墜した。
戦後は、航空関係の仕事に一切就かず、講演・
執筆活動に励んだ。
「「なぜこうなったか」ではなく「今何がなされる
べきか」を考える。」
「平常心の喪失防止ではなく、それに素早く戻る。」
「運命とは命を運ぶと書く。自分の命を自分で
運んで、自分の道を開くしかない。」
実に冷静、そして軸をぶらさない。
修羅場を切り抜けて来たその様は、宮本武蔵を
連想させる。
「常在戦場」の精神に学び、厳しくも温かく、
素早くも冷静に、事に望んで行きたい。
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