生命の畏敬「ワイルドライフ」
出張先のホテルで新聞のテレビ欄を見ていた時、
「ワイルドライフ」という文字が、目に飛び込んで来た。
記事を読むと、「擬態昆虫大特集」とある。
これは面白そう。
時間を待って、さっそく視聴した。
取材先は、中米コスタリカの熱帯雨森。
さまざまな生命が渦巻く中、その生存を掛けて
擬態昆虫が、いろいろなものに化けている。
今回の特集は、その擬態昆虫の代表選手である
ツノゼミに焦点を当てていた。
ツノゼミは、カメムシ目(半翅目)に属する昆虫。
世界で約600属、3200種が記録されている。
面白いのは、その擬態しているもの。
木のトゲや小枝、アリ、虫のフンや雨露まであった。
ここまで来ると、もう何でもあり。
中には、頭に4つのコブを持つツノを持つツノゼミも
居たが、何に擬態しているか不明と言う。
擬態していたものが、絶滅してしまったのかも
しれない。
進化という現象は、本当に不思議。
誰が考えた訳でもない。
環境に適応すべく、生き残ったもののDNAが
次世代に受け継がれ、生命の永遠の営みの中で
切磋琢磨されて来た結果。
奇跡の連続と言ってもいいだろう。
改めて、生命の尊さと素晴らしさを再認識した。
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