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2013年11月15日 (金)

セラピードッグに想う

今月号の月刊「致知」に、セラピードッグの事が掲載されていた。
「致知随想」として、大木トオル氏が寄稿されたもの。

大木氏は、ブルースシンガーであり、なおかつ国際セラピー
ドッグ協会の代表をなさっている。

セラピードッグとは、医療や介護の現場で、病に苦しむ方々に
寄り添い、癒す役割を担う犬。

日本では、平成4年、大木氏が初めて、ある縁で出会った
雑種の犬をセラピードッグとして訓練された。
その犬の名を、チロリと言う。

当時は、セラピードッグの事は世間で知られておらず、その
取り組みには、たいへんな苦労があった模様。

しかし、微笑ましい話しも紹介されていた。

ある介護施設に、脳障害で体が動かない女性がいた。
その方に、チロリが近づき手を舐め、アイコンタクトをした。

数日後、奇跡が起きた。
その女性が、「チロちゃん、いい子」と声を発し、何と
チロリの頭を撫でた。

チロリの強い愛情が、女性の心を癒し、生きる力を与えた
瞬間だった。

確かに、動物の無償の愛は、心に浸み入る。

我が家でも、チワワのなながいるが、我が家ではもう
欠かせない大きな存在となっている。

そのななの体調が、今朝から優れず、今は返って、
我々が介抱している。
つまり、持ちつ持たれつの関係。

一方で、世の中では、ペットを捨てている人たちもいる。
捨て犬が行き着く場所は、殺処分場。
これは、たまったものではない。

「小さな命を守れない国に、人を救う事は出来ない」

大木氏の言葉が、胸に刺さる。

生きとし生ける者の命の尊厳を、改めて思い知らされた。

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