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2013年12月18日 (水)

今年の稼働終了に思う

昨日で、今年の稼働が終了した。

稼働とは、稼ぐために労働する事。
生きるために行う、不可欠な経済活動。

しかし、仕事は終わっていない。

仕事とは、天に仕える事。
自分を活かすために存在する、価値ある自律的行動。

あくまでも、仕事が主で、稼働が従。

「敬天愛人」という言葉がある。
これは、私が、毎日心に刻んでいる言葉。

敬天とは、天の理は存在し、生を充実させるには、
それを実践する事が大事と言う事。

愛人とは、天が人々を平等に愛してくれるように、
自らも他人を愛さなければならないという事。

この意味から捉えると、仕事は天の理に応えるため、
終生続く事となる。

では、天の理とは、何だろうか。
天の定めた正しい道。
でも、その道を、誰かが教えてくれる訳ではない。

論語に、次の言葉がある。

「人能(よ)く道を弘(ひろ)む。道人を弘むるに非ず。」

つまり、道を求めて歩き続ける事で、何かが次第に拓かれ
見えて来るという事。
ベールを、1枚1枚剥がしていく感じだろうか。

行く手がはっきりと見えないので、不安この上ない。
でも、この方角という事だけは確か。

しかし、だから、仕事は面白いのかも知れない。
真実の道を歩むため、ひたすら自分を磨き続ける。
でも、まずは、磨ける自分がいる事に感謝すべきだろう。

来年は、どのような世界が待っているのだろうか。
残された日々で今年の締め括りをし、来年を慎んで迎えたい。

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