問題解決に臨んで
問題解決研修のプログラムを検討するため、手持ちの本や資料に
目を通していた時の出来事。
面白い比喩表現に出会った。
A君:とても頭がよく、あらゆる分析手法を使って問題を検討。
しかし、頭でっかちで実行が伴わない。
B君:とにかく実行あるのみで、猪突猛進で進行。
しかし、ポイントがずれているので成果が上がらない。
C君:周りの状況を見極めながら、適宜軌道修正。
若干遠回りする事もあるが、安定した成果を納めている。
この3人の中では、C君が望ましいのかも知れない。
本の中では、そう記述してあった。
しかし、ベストと言えるだろうか。
安定した結果は好ましいが、今は壁を突き抜ける事が求められている。
時には、リスクを承知で立ち向かう勇気が必要。
そして、成功の確率を上げるために、事前の用意周到な準備が大事。
それは、「計画は緻密に、行動は大胆に」の言葉が示す通り。
そして、それらの過程において忘れてはならないのが、誰のために
問題解決を行うのか。
自己実現だけを目指すのか。
他者貢献まで視野に入っているのか。
問題解決と言っても、実は奥が深い。
論語子かん篇に、次の言葉がある。
「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れ(おそ)れず」
君子は、三位一体である必要がある。
聡明であり、勇気があり、その上、思いやりに溢れている。
何事にも動じない自分を、作って行きたい。
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