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2013年12月17日 (火)

イチローの境地

昨日の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、
メジャーリーガー・イチロー選手だった。

今年4000本安打を記録し、来年40歳になるイチロー。
一時期の騒がれ方はしなくなったが、今も着実に
歩みを進めている。

最近の映像では、頭を丸刈りにしている。
まるで修行僧のよう。

以前から、その雰囲気を漂わせていたが、より一層
そのイメージが強くなった。

今回、イチローが発した言葉で印象的だったもの。
それは、次の言葉。

「まだ、苦しみが足りない。」
「何かを達成して、野球を止める事はないと思う。
もう十分苦しんだと思った時、野球を止める。」

これは、凄い言葉だ。
自分に、達成すべき限界を決めていない。

まだ苦しみが足りないという事は、まだ伸びる
余力が残っていると自覚していると言う事。

余力がある限りは、自分を高みに引き上げ続ける
という決意と受け取った。

これが、開拓者の姿か。
前人未踏の道に踏み込もうとする人間は、常に
自分を相手に戦っている。

今日、120%の力を引き出す事だけを考えている。

この域に達するまで、どれだけの苦難の道を
歩んで来たのだろう。

いや、イチローは、こう言うかも知れない。
「苦しめる自分がいる事が、最高に嬉しい。」

至高の境地、これを見た。

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