「教える側」と「教えられる側」
よりよく教えるには、さらによりよく教えられる事が大事。
最近、そんな思いを強く抱いている。
言葉を代えると、次のようになる。
「謙虚に支援するためには、さらに謙虚に支援を受ける事が大事」
謹んで相手の話しを聴く事により、自分の中で、いろいろな思いが
駆け巡る。
直接の教えだけではなく、それに付随する様々な事が伝わって来る。
例えば、昨日の体験フェンシング2回目での出来事。
まず、体験にも関わらず、コーチのAさんが、一番最初に私に胸を貸してくれた。
メンバーで、コーチされるのを待っている方々が居る中、である。
大事に考えて頂いている事が、よく分かった。
そして、練習に入ったら、その指導は的確だった。
私の42年間のブランクを考慮に入れながら、私の記憶を引き出すように
配慮しつつ、次々に技を仕掛けて来る。
お陰で、少しずつだが、体が思い出して来た。
レッスン終了後も、道具の事やスクールでの保管方法等について、
丁寧に教えてくれた。
私を取り巻いている諸環境を、理解して頂きながら。
私の言葉の端々から、いろいろな事を感じ取って頂いたようだ。
これは、まさに、教える側に必要な要件。
これらの恩返しのつもりで、教える側に回った時には、
相手を受容し、敬意を払い共感し、信頼関係を大事にしながら、
誠実に接したいものだ。
因果は巡る。
一つひとつの関係を、大事にして行きたいと思う。
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