バリ島沖ダイビング事故に思う
日本人女性7名が、バリ島沖でスクーバダイビング中に
行方不明になった事故につき、毎日ニュースを追い掛けている。
ひたすら全員の無事を祈っていたが、18日深夜、
お一人の遺体が海上で発見されたと報じられた。
誠に、残念な限り。
これは、他人事ではない。
ダイビングを楽しむ仲間の命が失われた。
亡くなった方は、私の1歳年上の方。
ドリフトダイビングは、潮の流れに身を任せる方法。
潮目が変わり易い海域では、確かに危険が伴う。
それ故、事前の天候・海況・体調のチェックは、充分に行ったはず。
最初に救助されたインストラクターの方も、そう仰っていた。
しかし、自然が相手のスポーツ。
山がそうであるように、海も何が起こるか分からない。
私もパラオで潮に流され、ボンベが残り僅かになった経験がある。
また、奄美では、ウミヘビの急襲を受けたり、ゴマモンガラと
対峙した事もある。
大事には至らなかったが、ダイビングに危険が伴う事は事実。
でも、なぜ潜るのか。
それでも、余りある素晴らしい世界が広がっているから。
海の中は、まさに生命の宝庫。
本人は、それら全てを承知して潜っている。
しかし、一旦事故が起きると、周りの負担が大きい。
沿岸警備隊、救助艇、海難ヘリの出動等。
また、医者や大勢のボランティア等の存在。
場合によっては、この方々を危険にさらす事になる。
やはり、ダイビングは、慎重にも慎重を期して行いたい。
改めて、そう思った。
| 固定リンク
コメント