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2014年2月 1日 (土)

0(ゼロ)の意味

伊與田覺氏の著した、「人物を創る人間学」を読了した。

この中に、「0(ゼロ)」に関する話しが出て来る。

「「0」は「無」と同義語ですが、実は「0」の中には
無限のものが含蓄されているのです。」

「「無」も「空」も無いという事です。しかし、この空っぽ
の中から、次々にものが生まれている。だから、
決して無い訳ではない。かと言って、有るかと言うと
無い。それが「無」である。」

「孔子は、50代に、この「0」を発見しています。」
「それは、孔子が「天命を知った」時と重なります。
孔子は、「天命を知った」瞬間に、無限の命を得た
とも言えると思うのです。」

何とも、奥の深い話し。

「0」とは、孔子の言う「天」、釈迦の言う「仏」、
キリストの言う「神」に通じる。
この世を生み出した、根源のもの。

そして、「天命」とは、天から命じられた使命と言う。
この使命は、学知するものではなく、覚知するものとの事。
自ら考え抜いた後、閃くもので、与えられるものではない。

そして、古典は、深耕するための道標であるとしている。

学んで考え、行動し、さらに思いを深めて行く。
まさに、教学から道学の世界へ自分を誘う必要がある。
それも、構える事のない自然体で。

私も、40歳代で見識を深め、50歳で独立した。
この道を歩んで行く事が、自分に相応しいだろうと。

そして、さらに自分を知り、思考を深め広げるため、
いろいろな世界に身を置き、自分を多角度から見詰め、
鍛えるようにしている。

でも、この方法がいいかどうかは、よく分からない。
しかし、ここは自分を信じて前に歩むしかないだろう。

自分が「0」から生み出されたものだとすれば、自分の中
にも「0」の息吹が存在するはず。

自分の中の「0」を通して、森羅万象と対話して行きたい。

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