「仕事に生かす孫子」読了
タビオ会長の越智 直正(おち なおまさ)氏の著した
「仕事に生かす孫子」を読み終えた。
孫子の兵法は、従来から親しんで来た中国古典。
この教えを、実際にどのように解釈し、自らの事業に
活かして来たか、大いに興味があった。
読んで思った事は、信じる者は救われるという事。
そこに記述されている事を「正」と信じ、「行動」して
行く越智氏の力強さを、いやという程感じた。
最後の「おわりに」に、こう書いてあった。
「貴方自身の印象に残った解釈を組み合わせると
貴方独特の「孫子」になります。」
「きっと、皆さんそれぞれの血肉となって、今後の
人生に役立つ何かが得られるはずです。」
まさに、その通り。
孫子の兵法は、戦略の書だが、それは人生の書
でもある。
生きている事自体が戦いと見れば、そのまま
役立てる事が出来る。
その場合、深い意味を辿れば、戦う相手は己と
言う事になる。
越智氏は、丁稚奉公時代からこの書を師匠としつつ
学びを深めて来たとの事。
自分の経験を、いつも照らし合わせて、実践的な
境地を切り拓いて来たのだろう。
これが、常人との違い。
常に慎独を欠かさない姿勢。
孫子の兵法を通し、越智氏の生き方に、大いに
学びを得た。
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