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2014年2月16日 (日)

「人に長たる者」の人間学」読了

伊與田覺氏の著した、「人に長たる者」の人間学」を
昨日、読了した。

副題は、「修己治人の書『論語』に学ぶ」。

論語を中心としながら、伊與田氏のエピソードを交え、
大人(たいじん)になるためのポイントが、分かり易く
記されていた。

この図書は、実は、伊與田氏が講義された内容を
まとめたもの。
伊與田氏の口調そのものが、文字となっている。

とても柔和で、分かり易い語り口。
そのため、引き込まれるように、読み切った。

とは言うものの、392ページの大著だったため、1週間に
渡り毎日読み進め、昨日、12講を読み終えた次第。

読みながら、感じるところが多々あった。

最近の自分の行動で、自分でもどうかと思う事が
あったのだが、その行為を客観的に見詰める
ヒントを得た部分があった。

頭では分かっていても、行動する事は難しい。
特に、習熟して慣れて来た時が、要注意の時。
どうしても、謙虚さが失われ、我が出て来てしまう。

これでは、自画自賛に陥ってしまう。
相手を受け止める、懐の深さを保たなければ。

伊與田氏は、もう100歳に近い方。
講演もお伺いした事があるが、まだまだお元気。
まさに、人格が風格となって表れている。

これからも、この書を何度も読み直す事になるだろう。
伊與田氏の他の著作と共に。

まさに、私の私淑する方となりつつある。
改めて、いつかまた、直接お目に掛る日を楽しみとしたい。

その日まで、引き続き自分を磨く事に精を出したい。

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