« 脱力して俯瞰する | トップページ | 「太メン」の美声 »

2014年3月18日 (火)

ウミウシの不思議

先日、NHK総合「ダーウィンが来た!」で、ウミウシが
特集されていた。

「海の宝石」と言われている、美しいウミウシ達。
私にとっては、奄美の海でお馴染みの仲間。

今回の映像は、相模湾で撮影された。
改めて解説付きで観ると、興味が一層深まる。

世界で数千種類生存しているウミウシ。
カラフルな色、変わった形、奇想天外な暮らし。
まさに、自由奔放な生き物。

相模湾にも、300種類存在している。
ウミウシは、共通して2本の「触角」を持っている。
これが、ウシの名前の由来。

「柔軟な体」は、一見ナメクジのよう。
でも、実は巻き貝の仲間。

貝を捨てたお陰で、数々のメリットを得た。
① 自由に泳ぎ回れる。
② 急成長できる。

貝の代わりの防衛術も凄い。
① 煙幕(タツナミガイ)
② まずい味(カラフルな色)
③ ものまね(チシオウミウシ、ウミナメクジ)
④ 刺胞細胞による毒針(ブルードラゴン)

ウミウシを食べるウミウシもいる。
・アカエラミノウミウシが、ブルードラゴンを食す。
・キイボキヌハダウミウシが、アオウミウシを食す。
・キヌハダウミウシが、チシオウミウシを食す。

投網のような口を持ったムカデメリベ(通称カネゴン)。
龍のようなムカデミノウミウシ(通称ブルードラゴン)。
これは体の突起に褐虫藻(かっちゅうそう)を飼っていて、
光合成で出来た養分を頂いている。

ピカチュウそっくりな、ウデフリツノザヤウミウシもいる。
多くは1年の寿命、そのため雌雄同体で懸命に子孫を残す。
本当に、不思議な生物ウミウシ。

奄美で、ウミウシ達に再会する時が、待ち遠しい。

|

« 脱力して俯瞰する | トップページ | 「太メン」の美声 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウミウシの不思議:

« 脱力して俯瞰する | トップページ | 「太メン」の美声 »