ウミウシの不思議
先日、NHK総合「ダーウィンが来た!」で、ウミウシが
特集されていた。
「海の宝石」と言われている、美しいウミウシ達。
私にとっては、奄美の海でお馴染みの仲間。
今回の映像は、相模湾で撮影された。
改めて解説付きで観ると、興味が一層深まる。
世界で数千種類生存しているウミウシ。
カラフルな色、変わった形、奇想天外な暮らし。
まさに、自由奔放な生き物。
相模湾にも、300種類存在している。
ウミウシは、共通して2本の「触角」を持っている。
これが、ウシの名前の由来。
「柔軟な体」は、一見ナメクジのよう。
でも、実は巻き貝の仲間。
貝を捨てたお陰で、数々のメリットを得た。
① 自由に泳ぎ回れる。
② 急成長できる。
貝の代わりの防衛術も凄い。
① 煙幕(タツナミガイ)
② まずい味(カラフルな色)
③ ものまね(チシオウミウシ、ウミナメクジ)
④ 刺胞細胞による毒針(ブルードラゴン)
ウミウシを食べるウミウシもいる。
・アカエラミノウミウシが、ブルードラゴンを食す。
・キイボキヌハダウミウシが、アオウミウシを食す。
・キヌハダウミウシが、チシオウミウシを食す。
投網のような口を持ったムカデメリベ(通称カネゴン)。
龍のようなムカデミノウミウシ(通称ブルードラゴン)。
これは体の突起に褐虫藻(かっちゅうそう)を飼っていて、
光合成で出来た養分を頂いている。
ピカチュウそっくりな、ウデフリツノザヤウミウシもいる。
多くは1年の寿命、そのため雌雄同体で懸命に子孫を残す。
本当に、不思議な生物ウミウシ。
奄美で、ウミウシ達に再会する時が、待ち遠しい。
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