« これがα(アルファ)波か | トップページ | M氏の覚悟 »

2014年3月27日 (木)

坐禅のすすめ

「心頭滅却すれば、火自ずから涼し」

この心境に至れば、物事に冷静に対応する事が出来る。
そのためには、何を行う事が、今の私に良いだろうか。
心を鎮め、自分と向き合えるもの、それも隙間時間に。

いろいろと検討した結果、坐禅が候補に上がった。
ならば、さっそく研究。

紀ノ国屋南新宿店で、「坐禅」で店頭在庫を検索し、
そこにあった図書全てに目を通した。
その内の1冊を購入し、先日読み終えた。

一番驚いたのは、坐禅は正式な形で組まなくてもいい事。
正坐坐禅、椅子坐禅、立禅、仰臥禅、一息禅、歩行禅等。
立っても、寝ても、一息でも、果ては歩いても出来るとは。

つまり、形に囚われる必要はないという事。
これは、有り難い。
この捉え方であれば、どこででも禅の世界に入る事が出来る。

坐禅のポイントは、3つある。
・調身 :正しい姿勢で行う。(背筋を伸ばす等)
・調息 :呼吸を整える。(丹田呼吸)
・調心 :心を整える。(丹田を意識)

仏教では、「まず身体があって心がある」と考える。
そのため、「心身」と書かず「身心」と書く。
故に、「身」の調身が最初に来るのだ。

坐禅により、以下を得る事が出来る。
・無相 :外見に「とらわれない」
・無念 :外界の刺激に心の方向が「染まらない」
・無住 :外界の刺激を「持ち続けない」

そして、「無」の境地から、「空(くう)」の境地へ。
「空」が目指す境地。
「空」とは、拘らない、囚われない、偏らない事。

道元が、「只管打坐(しかんたざ)」と言っている。
「坐禅に目的を求めずに、ただ黙々と坐りなさい。
坐禅によって悟りを開くのではなく、坐禅自体がそのまま
悟りである。」

まずは、実行あるのみと言う事か。

|

« これがα(アルファ)波か | トップページ | M氏の覚悟 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 坐禅のすすめ:

« これがα(アルファ)波か | トップページ | M氏の覚悟 »