「日本のこころの教育」読了
境野勝悟氏が著した「日本のこころの教育」を
読み終えた。
副題に、こう記されている。
「熱弁2時間。全校高校生700人が声ひとつ
立てず聞き入った!」
この本は、10数年前に私立花巻東高校で
行われた、講演の講演録。
そのため、語り掛けるように記されている。
日頃、何気なく会話している挨拶。
「こんにちは」や「さようなら」。
これらは、何を意味しているのか。
また、おかあさん、おとうさんの語源は何か。
こう問い掛けられると、戸惑ってしまう。
境野氏も、在職していた学校のドイツ人の
校長から質問されて分からなかったとの事。
その謎を解く中で、これらの言葉の奥に
秘められた、深い意味を知る事となる。
日本という国の真髄が込められていた。
元を正すと、全て太陽に行き着く。
考えれば、日本という国名も、「日の本」と
言うように、太陽に由来している。
「私達の命の原因が太陽だと知って、その太陽
に感謝して、太陽のように丸く、明るく、
豊かに、元気に生きる、これが日本人です。」
なるほど、我々は太陽民族だったのだ。
命を育む太陽や自然の恵みに感謝し、命を
繋いて来た先祖を尊ぶ、これが日本の心の
教育だったのだ。
国際人として振舞う時、この理解は重要な
要素となる。
基本に立ち戻り、改めて日本の良さを再発見
して行きたい。
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