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2014年3月19日 (水)

「太メン」の美声

素晴らしい歌声に、しばらく拍手が鳴り止まなかった。
次第に拍手が同期し、より一層、会場に響き渡る。
その拍手に促されて、再び登場。

「では、後1曲歌います。」

昨日開催された、トリトンスクエア第一生命ホールでの
IL DEVO(イル・デーブ)のコンサート。

バスバリトンの山下氏が来月の4月からアメリカへ
留学するため、1年間活動休止となる。

そのため、当座の最後のコンサートとなる今回に、
私も含め、多数のファンが駆けつけた。
平日にも関わらず、席がほぼ満席という盛況ぶり。

その気持ちが通じ合ったのか、今日の演奏は、
特に熱く、心に響くものを感じた。

4人の醸し出す雰囲気は、とても温かい。
人柄が、そのまま歌に表れている。

そして、昨日さらに秀逸だったのが、ピアノの
河原氏のソロ演奏だった。

留学する山下氏に対し、惜しみながら去る彼を
思い、憂いたっぷりに弾くピアノ。

情感に満ち溢れ、時に力強く弾くピアノから
想う気持ちが込み上げて来る。
時々、巨体が飛び上がる様に、驚いた。

今回は、630(シックスサーティー)コンサートと言う
仕事帰りの18時30分から始まる1時間という内容。

しかし、アンコールに2度応えて頂き、全て終了した
のが、何と19時50分。

アンコールも含め13曲、たっぷり聴かせて頂いた。
私が習った、アマリッリ、オンブラ・マイ・フもあり
改めて勉強になった。

懐かしい、グリーン・スリーブス、ダニー・ボーイも。
最後のマイ・ウェイは、まさに宣言のように聴こえた。

1年後からの活躍に、改めて期待をしたい。

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