自然に学ぶ素晴らしさ
この度、奄美で見たザトウクジラの力強い生命力。
一方では、数ミリしかないウミウシ達が、海底で
健気に生きている。
見渡せば、海の中は生命で満ち溢れている。
それだけではない。
空を見上げれば、限りなく透き通った青い空。
そこに、大きな虹が掛かっていた。
地上では、菜の花の黄色が真っ盛り。
この素晴らしい奄美の自然。
自然は、物は言わない。
しかし、感じる事は出来る。
論語に、次のような言葉がある。
「天(てん)何をか言うや、
四時(しじ)行われ百物 ( ひゃくぶつ)生ず」
:天が私達に何を言っているか考えてみなさい。
春夏秋冬が巡り、万物は自ら成長している。
天は、私達に何を言っているのだろうか。
目を閉じると、波の音が聞こえて来る。
その中を、時々、鳥の美しい鳴き声。
悠久の時が流れて行く。
我々も、この自然の一部。
天から生を賜り、共に生きている。
この原点に戻った時、自分はどのように
生きればいいのだろうか。
奄美に戻る度に、この思いを抱く。
しかし、決して迷っている訳ではない。
より深く、自分に問うている。
自分の中の「天」との対話。
この時間が持てる喜びを、噛み締めている。
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