日々行う喜びの確認
月刊「致知」4月号に、とても興味深い方のお話し
が掲載されていた。
上中別府チエ(かみなかべっぷ ちえ)さん。
記事のタイトルが「83歳、なお学心已まず」。
現在、2人の子供に5人の孫、4人のひ孫を持つ
身の上だが、定時制高校に通う現役女子高校生。
何と、76歳で夜間中学校へ、79歳で定時制高校へ
入学されたと言う経歴の持ち主。
赤貧と戦時のため、勉強出来ない環境にあった。
それを、7年前に一念発起して勉強し直す事に。
しかし、勉強はやはり大変だったよう。
一般の学科をそのまま学び、試験も当然ある。
覚え切れない。
そこで欠かさず行った事が、毎日の復習予習。
夜の時間を確保しての勉強は、辛いものがある。
しかし、こう記されていた。
「私がなぜ毎日予習復習をしているのか。
それは、学べた事に対しての喜びを確認する
ための作業なのです。」
「その日に学んだ事は、その日に確認する。
今日も一つ成長出来たと実感する事が大事だと
思います。」
素晴らしい心掛け。
私のブログ継続8年以上の源も、まさにこの学び
の喜びの確認にあったと改めて気づかされた。
チエさんは、現在4年生で今春卒業予定。
高校3年の秋には、野球部にも入部。
ボール拾いやグランド整備等が中心との事だが
活きた学びを部員と共有し合っているのだろう。
「毎日自分に厳しく突き進んで行く。」
「その小さな積み重ねが、やがて時間を掛けて
大きな理想を成し遂げて行く原動力になる
のではないでしょうか。」
脱帽である。
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