これがα(アルファ)波か
脳波には、α(アルファ)波やβ(ベータ)波等がある。
α波は、身心がリラックスしながらも、集中力がみなぎっている
状態の時に発生する脳波。
β波は、通常の覚醒時の意識で、能動的で活発な思考や集中と
関連付けられている。
どちらが良くてどちらが悪いという事はない。
しかし、α波を効果的に活用すると、役立つ場面が多々ある。
私の最近の例で行くと、昨年12月のイタリアオペラの発表会が、
α波の状態であったように思う。
妙に落ち着いていた。
周りの音が気になる訳でもなく、発表順が来る事を、冷静に
待ち受けている自分がいた。
先生のMさんにも、事後に、こう仰って頂いた。
「静かに、でも集中されていた様子がよく分かりました。」
肩から力が抜けた状態。
何も考えない。
でも、意識が覚醒している不思議な世界。
俗に言う「ゾーン」という状態か。
でも、そこに至るには、練習につぐ練習が必要。
「後は神様次第」という心境に至って、初めて落ち着ける
ような気もする。
繰り返しの練習によって、脳が情報を瞬間的に処理して、
自動的に体が動くようになる。
身体感覚は研ぎ澄まされているのだが、それが無意識の
世界で感知され、体が直感的に動く事に繋がるのだろう。
この境地、まさに達人の境地だ。
いろいろな場面で、応用が効きそう。
イタリアオペラだけではなく、フェンシングやダイビングでも。
そのためには、日々の練習が欠かせない。
イメージトレーニングも含め、研鑽して行きたい。
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