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2014年4月19日 (土)

無心の世界

先日、イタリアオペラのレッスン時に、先生であるMさん
からコメントを頂いた。

「Iさん、フェンシングを始められてから、声が前ほど
伸びなくなりました。
ストレスをかなり受けていらっしゃるようですね。」

まさに、そのとおり。
Mさんに、余計な心配をお掛けしてしまった。
誠に申し訳ない。

「ご心配をお掛けしてしまい、申し訳ございません。
でも、3ヶ月が過ぎて、少し慣れて来ました。
今後は、少しずつ戻って来ると思います。」

フェンシングは格闘技。
そして、私は負けず嫌い。
気負いから、全身に力が入ってしまう。

その上、体が思い通りにまだ動かないもどかしさもある。
どうしても意識が、内向きになってしまう。

ダイビングの時は、違っていた。
ダイビング初心者の時でも、オペラの発声は出来ていた。
いや、むしろダイビングをするごとに、声に伸びが
出て来ていたように思う。

この違いは、どこから来るのか。
ダイビングは、自然が相手。
フェンシングのように、倒すべき相手ではない。

大自然の前では、感動する事ばかり。
意識は、もちろん外向き。
大いに楽しんでいた。

この「楽しむ」と言う感覚。
これが、現時点では決定的に違う。

フェンシングを、いつ楽しめるようになるのだろうか。
論語に、「知好楽」と言う言葉がある。
知る、好む、楽しむの世界を説いた言葉。

まだ、好きの世界にも未到達かも知れない。
ここは、耐えて地道に練習するしかないだろう。

まずは、勝とうとする気持ちを克服する事が必要か。
「無心」になる事が、求められているのかも知れない。

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