« 素読再開 | トップページ | 壺中日月長(こちゅうにちげつながし) »

2014年4月 7日 (月)

「先の後の先」

「いいか、剣道は「先の先の先」だが、フェンシングは違う。
フェンシングは、「先の後の先」だ。分かったか。」

東京フェンシングスクール飯田校長の檄が飛ぶ。

キッズスクールが終わる前、子供達全員が練習場に整列する。
そこで、いつも行われる訓辞。
私も、廊下で聞かせて頂いている。

「フェンシングのフェンは、ディフェンスのフェンだ。
誘って、受けて、攻める。
だから、頭を使え。クレバーでないと勝てない。」

なるほど。
剣道は、機先を征する事が勝利の鉄則。
フェンシングは、役者になる事が必要と言う事か。

そう言えば、コーチにもいつも言われていた。

「どうぞいらっしゃい(フェイント)、パン(受け)、パン(突き)の
リズムですよ。Iさんは、フェイントが速過ぎます。」

フェイントが、誘いになっていない。
しかし、剣を速く動かさないと不安になる。

校長の話しを聞いて、自分の至らなさに気づいた。
それは、受けに自信がない点。

鉄壁の「守り」があれば、ゆっくり「仕掛け」て、自信を持って
「攻め」る事が出来る。

つまり、余裕がない事を、改めて痛感した。
・技の余裕
・心の余裕

それらを修得して、初めて受けと攻めの緩急のメリハリを
付ける事が出来る。

一般論としては分かっていたが、実際には行動出来て
居なかった。

余裕を生み出すには、やはり練習が不可欠。
日々、「先の後の先」を意識して、練習に励みたい。

|

« 素読再開 | トップページ | 壺中日月長(こちゅうにちげつながし) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「先の後の先」:

« 素読再開 | トップページ | 壺中日月長(こちゅうにちげつながし) »