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2014年4月13日 (日)

石には目がある

月刊「致知」では、毎月、魅力的な特集が組まれている。
5月号は、「焦点を定めて生きる」。

焦点を定めて生きないと、人生は拡散し、何の結晶も
得ぬままに終わってしまう、と言う問題意識から。

60歳に手が届く歳になった私としては、切実な問題。
そのため、60歳までを見通し、いろいろなものにチャレンジ
しながら焦点を確認しつつ、多角度から磨く努力を重ねている。

記事の中で、面白い逸話を見つけた。

剣豪の塚原卜伝が、武者修行のため全国を旅していた時の
出来事。

大きな石が通りを塞いでいた。
皆が割ろうとするが、歯が立たない。

そこへ、ある石工が通りかかった。

石工は、石を見定めると、ある1点に槌を打ち込んだ。
すると、見事に割れた。

「石には目があります。そこに槌を当てるとたやすく割れます。
目でない所をいくら打っても、割れるものではありません。」

塚原卜伝は大いに感じ入り、剣の極意を会得したとの事。

なるほど、肝どころを見極めると言う事か。
・自分の「大事にしたいもの」
・物事の「着眼点」
・対象の「攻め所」

これらを見切るためには、どうすればいいのだろうか。
ここまでは、記事に書かれていなかった。
では、どうすればいいのか。

「心を無にして、向き合う」

焦りは禁物。
やはり、今の自分には禅が必要なのかも知れない。

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