怪我と遅刻はするな
「いいかおまえら、怪我はするな。
怪我をしたら、練習も出来なくなる。」
「一流のアスリートは、怪我をしない。
怪我は予防出来るんだ。」
「怪我は、98%防ぐ事が出来る。不可抗力が2%だ。
よく考えて行動しろ。」
東京フェンシングスクール飯田校長の檄が飛ぶ。
キッズ達が、神妙に聞いている。
「それから、遅刻は厳禁だ。」
「スイスで国際大会が開かれた時、試合会場に
遅れて出場出来なかった日本選手がいる。
たった1分の遅れでだ。そういうものだ。」
練習場が、シーンとなる。
心身と時間の管理。
これらが出来ないと、いくら技を磨いても0点。
両方とも、自分で自分を律する事を説いている。
少々乱暴な言い回しも散見されるが、真理を突いて
いるので、返って迫力がある。
「これか。」と思った。
通い始めの頃、保護者の方と一度話した事がある。
校長の厳しさについて。
「家ではあのように叱れないので、助かっています。」
キッズは皆、自ら進んでスクールに来ている。
理由は、いろいろだろう。
でも、入学時に自分で決めたか校長が確認している。
つまり、入学時から「自律」を求められている。
これは、素晴らしい事。
企業の人材育成でも、今一番求められているのが
「主体的自律的行動」の出来る人材。
頭では理解しているが、行動出来る人は少ない。
「今日の練習は、これで終わり!」
「片づけをしっかりしろ!」
最後の、だめ押しの檄が飛んだ。
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