体感する時間
もう今年も、9月の下旬となった。
後残すところ、3ヵ月。
年々、時間の経つ速度が速くなる気がする。
そして、全てが忘却の彼方へと消えて行く。
この変化の速度は、今後さらにスピードを上げて
行くのだろう。
しかし、一方で、深く心に刻まれた事を思う時、
あれは僅か1ヵ月前の出来事だったのかと
感慨にふける事もある。
時間の経過の中で、どれだけ思い出を作る
事が出来るのか。
論語に、次の言葉がある。
「逝(ゆ)く者は斯(か)くの如(ごと)きか。
晝夜(ちゅうや)を舍(おか)ず。」
:時も人も川の流れのように、過ぎ去って行く
ものだなあ。
人生とは、この流れのように留まる事なく
移ろって行くのであろう。
孔子でも、このように思うようにならない
自分の身の上を案じていたのだと思うと、
何かほっとする。
でも、それで世捨て人になったのではなく、
最期まで、思想家、教育家として生き抜いた。
人の一生には、限りがある。
その間に、どれだけ自分で納得の行く時間が
過ごせたか。
すぐに他人と比較したくなるが、これでは
切りがなくなるだろう。
自分で充実したと思える時間が持てれば、
それでいいのではないだろうか。
周りとの交わりの中で、自分の時間を、
大切に生きる。
これからも、自分なりの思い出作りを
行って行きたい。
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