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2014年9月28日 (日)

車椅子ランナーに学ぶ

Imagescaalw6mu先日、車椅子ランナーである吉田竜太(りょうた)氏の
講演をお伺いする機会に恵まれた。

吉田氏は、現在32歳。
24歳の時に、交通事故で腰椎を損傷し、腰から下が
動かなくなった。

やむを得ず、市川市での消防士を諦め、品川区役所へ。
そこで、車椅子マラソンと出会う。

現在は、パラリンピック出場を目指し、静岡県の
SUS株式会社でアスリート雇用という就労形態の下、
日々トレーニングに励んでいる。

今回は、一番前の席でお話しをお伺いした。
吉田氏の事を、少しでもよく理解したいと思って。

お持ち頂いた、レーサーと言う、アスリート用の
車椅子にも惹かれた。

講演前に持ちあげてみたが、結構軽かった。
4.5kgと推定したが、吉田氏に後でお伺いしたら10kg。
全くの見当違い。

その吉田氏の第一印象は、「爽やか」。
そして、その印象は、終始変わる事がなかった。

事故当時は、大変なショックだったはず。
命を救う消防士が、反対に救われてしまった。
深い失望と挫折は、想像に値する。

でも、そこから立ち直り、パラリンピックで世界を目指す。

「なぜ、短距離ではなく、マラソンを選ばれたのですか。」
「それは・・・、苦しい事が好きだからです。それに、青空
の下、のびのびと走る方が、気持ちがいいです。」

あくまでも、アグレッシブ。

一人の人間として、「認知」して欲しい。
でも、ハンディがある事実の「理解」も、求めたい。

吉田氏の話しを聴いていて、これは我々と同じだと思った。
誰しも、何らかの負い目というハンディを背負っている。
特別の事ではない。

存在を認め合い、尊重し合い、お互いに前向きに暮らして行く。
これが普通と思える社会の実現が、大事だと改めて思った。

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