プロの文章
最近、必要があって、労働法関係の書籍を、
再読も含めかなり読み込んだ。
専門書と同時に、ビジネス書も含めて。
そこで思う事は、文章のまとめ方。
特に、ビジネス書については、初学者や
一般の方を対象とするため、いかに簡潔に
分かり易く表現するかが肝となる。
法律の文章を、その意味を損なう事なく
やさしい言葉に変える事は、簡単なようで、
実は大変難しい。
「むずかしいことを、やさしく
やさしいことを、ふかく
ふかいことを、たのしく」
これは、物事を伝える時の極意。
よほど、自分の中で消化していないと、
こうは出来ない。
ここでは、2ステップの翻訳が求められる。
① 自分の言葉に変える。
② 相手の言葉に変える。
本質を見抜く力と、豊富な語彙が必要。
その上で、ウイットも。
この人は凄いなと思う方の本は、間違いなく
上記のポイントを押さえている。
見開きで片方を文章、もう片方を図解して
いる本を、時々見掛ける。
文章中のキーワードを、構造化して図示している。
これは、さらに上を行く。
図解はイメージで伝わって来るため、強力。
文章で左脳が、図で右脳が刺激される。
これらのプロの文章や工夫に触れる度に、感動する。
モレなくダブリなく、的確かつ簡潔に。
これからも、文筆の腕を磨いて行きたい。
| 固定リンク
コメント