人材育成に思う
よく使う言葉のひとつに、「人材育成」がある。
一方で、「能力開発」という言葉もある。
この2つの関係を、どのように捉えればいいだろうか。
どこかの本で読んだ気もするが、忘れてしまった。
多分、自分の腑に落ちていなかったのだろう。
大事な事は、自分の考え方を整理する事。
これまでの経験を振り返り、以下のように捉えてみた。
人材育成=キャリア開発+能力開発
人材育成を、能力の観点だけでなく、キャリアの観点も
含めて大きく捉える。
人材とは、ひとかどの人物を意味する。
中国の古典では、大人(たいじん)と呼んでいる。
大人に育つためには、能力を伸ばすだけでは物足りない。
いかに活きるかという観点から、我が身を磨く必要がある。
混迷を極める現環境下では、ベースとなる人作りが欠けて
いると、いざと言う時に、本来の能力が発揮されない。
企業の中には、そこまでは、という所もあるかも知れない。
特に、キャリアがライフキャリアまで及ぶと、及び腰になる
会社がある。
ここで、改めて問われるのが、その企業の人に対する姿勢。
「財産」と捉えるのか、単なる「材料」と捉えるのか。
日本の企業と外資の企業とでは、見解を異にするだろう。
いろいろな考え方があって、いいのかも知れない。
大事な事は、考え方を統一する事。
これからも、人材育成に関しては、私自身も、いろいろな
角度から、検証を重ねて行きたい。
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