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2014年12月21日 (日)

パラドックスマネジメント

職位が上がるに従ってぶつかる壁。
それが、矛盾に満ちた世界。

利潤とサービス
売り上げと費用
業績と育成
利益追求と社会貢献

どちらかを優先すれば、どちらかが損なわれる。
これらの例は、挙げれば切りがない。

その時に、どう意思決定するのか。
「妥協」して、程ほどの所で手を打つのか。
でも、これでは中途半端な結果となる。

大事な事は、見方を変える事。
矛盾と思うのは、両者を相容れないものと
して捉えているから。

大所高所から眺めれば、実は共通の目的の
ために行っている事が判明する場合もある。

ヘーゲルの弁証法に「矛盾の止揚による
発展の原則」というものがある。

矛盾こそが発展の原動力であるとする考え方。
隠れた共通のベクトルを見つける。

逆と思っていた事が、実は全体の大事な構成要素
であり、両者が掛け替えのない存在である事。

松下幸之助氏が、かつてこう述べられた。

「利益とは、社会に貢献した事の証である。
多くの利益を得たという事は、その利益を使って
さらに社会に貢献せよとの世の声だ。」

まさに、矛盾する複数の課題を解決する
パラドックスマネジメントの世界。

心して物事を捉えて行きたい。

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