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2014年12月11日 (木)

「道徳の話」読了

素晴らしい本を読み終えた。

「=子供たちが身を乗り出して聞く=道徳の話」
元小学校教諭の、平光雄(たいら みつお)氏が著した。

主体性や自律等、その本質的な意味の理解が
難しい語句31個を、小学生にどのように
伝えて来たかが、分かり易く解説されている。

例えば、主体性。
紙芝居:「先生より先回りせよ」
言われた事をきちんとやる子はいい子だけど、
レベルとしては低いね。
言われる前に、自分で気づいて動く子の方が上です。

自律。
紙芝居:「自分で線を引け」
自分の言動に、「自分で線を引ける」のが高学年です。
そして、それが自律という事です。

イメージを持たせるため、黒板に紙芝居と称して
イラストを描いて説明しているとの事。

また、携帯フレーズと称して、記憶に残り易い
短文を示す事もあると言う。

実は、手法としては、私も全く同じ事を研修で
行っている。

ホワイトボードにキーワードをストーリー立てて
関連づけながら、図解している。

また、難しいキーワードは、理解し易い言葉に
置き換えている。

これらは、自分なりに本質を把めていないと
出来ない技。

今回の31個の語句は、人材育成やキャリアデザイン
だけではなく、コンプライアンスや意思決定でも
参考となる。

改めて咀嚼し直し、自分のものにして行きたい。

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