「遺言=日本の未来へ=」
2014年最後の日経ビジネスのタイトル、それが
「遺言=日本の未来へ=」。
戦後日本を支えて来た各界のリーダー達が、
その人生観を背景に、日本の未来に託する魂の言葉を
紡いでいた。
まさに、言霊(ことだま)の世界。
合計34名。
一気に読み通したが、実に味わい深い。
「結局、人生は、「こんちきしょう」しかないのじゃないかな。
奇策ではなく、誰に何を言われようとも、自分の実力を
過信せずに続けることだよ。」
鈴木 修(スズキ会長兼社長)
「日本が未来に残さないとならないものは、日本人の美徳、
つまり親切心やおもてなしの心、礼儀正しさといった
人間性です。」
稲盛 和夫(京セラ名誉会長)
「修羅場の経験があるから、私は日頃から「おもしろおかしく」
人生を送れと言っています。そのためには、自分が好きで
得意な事だけをトコトンやる。いやだと思う事は堂々と
やめてしまう。そうすれば、人生きっとうまく行くんですわ。」
堀場 雅夫(堀場製作所最高顧問)
毅然とした生き様が、言葉の裏に見え隠れする。
この3名の方々に限らず、掲載されていた34名の方々は、
各世界で、まさに命を掛けて物事に取り組んで来た方々。
艱難辛苦をなめ、克服して来た者の言葉には、重みがある。
日経ビジネスは、通常は一読したらすぐに廃棄している。
しかし、この1772号は、しばらく取って置きたい。
改めて、自分の人生の指針として、検証を重ねたい。
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