4つの「じんざい」
過去にチームビルディングの本を読んでいた時、
人の有り様を表す、おもしろい表現に出会った。
それが、「じんざい」の当て字。
通常は、人材と書く。
それを、いろいろな意味を込めて、新たな字を
創作していた。
それらに興味を持ち、他の資料等を読む時も、
留意して見ていたが、著者により同じ当て字でも
違った意味の取り方をしており、面白かった。
私なりに、以下のように整理してみた。
人在 :まだ白紙で、「存在」するだけの状態。
人材 :意欲が高まり、成長の「素材」となった状態。
人財 :経験を踏まえ、能力が高まり「財宝」となった状態。
人災 :そこに居るだけで、周りの「災い」となる状態。
人在は、そこに存在するだけで有り難い状態として
いる方もいらした。
最後の人災は、少々酷い表現。
管理職の研修で、一度紹介した事があったが、
受講者の皆様に一番受けたのが、「人災」。
自分達がこうなってはならないと言う自戒の念が
込められて居たように思う。
私とやり取りする中で、「人罪」や「人済」も考え
られるのではないかという考えも示された。
これには、驚き。
このような人になってもいけないし、
このような人に育ててしまってもいけない。
ひとつの言葉から、いろいろな学びを得る事
が出来る。
自分を有り様を確認する言葉として、
今後も、真摯に受け止めて行きたい。
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