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2015年2月28日 (土)

クリスマスツリーワーム

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ダイビングする度に思う事がある。
それが、「生命」の不思議。

多彩に育まれた生命。
一体、どういう過程を経てその姿になった
のだろうと思う事が、よくある。

そのひとつが、イバラカンザシ。
英名では、クリスマスツリーワームと呼ばれている。

その名のとおり、一見、クリスマスツリー。
らせん状になっている所が、また興味深い。

生物学では、多毛類(ゴカイ類)の動物。
ツリーに見えるのは、鰓冠(さいかん)の部分。

この部分が、色彩変化に富んでいる。
茶、黄、紫、橙、白、赤等様々。

突くと、さっと畳み込むのが、また面白い。
サンゴの上で見つけると、つい指が出てしまう。

ウミウシマニアはよく居るが、イバラカンザシ
マニアは、まだ聞いた事がない。

これから、さらに興味を持って観察して行きたい。

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2015年2月27日 (金)

ハブのお守り

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先日、奄美を訪れた際、ハブのお守りを
2つ手に入れた。

ひとつは、自分で買い求め、もうひとつは
誕生日のプレゼントとして頂いた。

ハブは、言わずと知れた毒蛇。
中でも、奄美大島、徳之島、沖縄に棲むハブは
クサリヘビ科の中でも、最大級の凶暴さを誇る。

しかし、そのハブの皮を持つと、福が持たら
されると言い伝えられている。

とても縁起がいい。
でも、ふたつは持ち過ぎ。

という事で、私が購入した大きい方を
次女にプレゼントする事にした。

これは、ダイビングショップ海風と
原ハブ屋のコラボ商品。

次女は、現在、妊娠中。
赤ちゃんの性別は、まだ分からない。
今はただ、無事に生まれて来て欲しい。

次女の誕生日が、もうすぐやって来る。
安産祈願と誕生祝いを兼ねて、サプライズ
でプレゼントしたい。

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2015年2月26日 (木)

思い掛けない誕生日祝い

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先週、奄美大島へダイビングに出掛けた時
思い掛けない出来事に、いくつも出会った。

いろいろな所で、誕生日のお祝いをして頂いたのだ。

・ダイビング仲間Kさんからの、大型ホールケーキ
・インストラクターSさんからの、海底でのメッセージカード
  と額縁入り記念写真
・ダイビングスタッフ一同からの、レストランデザート
・ダイビングショップからの、クッキーお土産
・レストランスタッフMさんからの、ハブのお守り

どれも、心の籠ったものばかり。
本当に有り難い。

今回の奄美は、39回目の訪問だった。
4年足らずで39回なので、1年に約10回訪れた事になる。
これ程までに私を引き付けるものは何か。

海や空や自然の美しさは、言うに及ばず。
それ以上に、心豊かでやさしい方々に魅かれている。

ダイビングスタッフのFさんが、以前こう仰っていた。

「奄美に来る方は、皆さんとてもいい方ばかりなの
ですよ。本当に不思議です。」

それは、Fさんを始め、奄美の方々が、笑顔にあふれ
心やさしい方々だから。

私にとって奄美は、癒しの地。
そこに存在する全てが、私を癒してくれる。

このような地を得た事が、私に対する神様からの
最大のプレゼントかも知れない。

今日で、還暦の60歳となった。

これからも、心身共に健やかに生きて行きたい。

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2015年2月24日 (火)

最高!豆腐生チョコレート

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「豆腐生チョコレート」なるものを、初めて頂戴した。

これは、前回のイタリアオペラのレッスン時に
先生であるMさんから頂いたもの。

作ったお店は、三原豆腐店という福岡の豆腐屋さん、
実に、ユニークな商品を開発したものだ。

帰宅してから、さっそく頂いた。
最高に美味しかった。

とても上品な味わいと口どけの良さ。
お豆腐の風味と滑らかさが活かされており、
まさに、日本のチョコレートという感じ。

妻と娘も、感動していた。

一度に食べるのはもったいないので、
食後ごとに、一粒ずつ大事に頂いた。

豆腐職人の魂が込められたチョコ。
それを取り寄せて頂いたMさんの心遣い。

口に広がる慎ましい甘さに、幸せを感じた。

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2015年2月17日 (火)

フェンシング打開に向けて

今年に入り、フェンシングが難局を迎えている。
仕事等が重なり、スクールへ通えない日が続いている。

自宅からスクールまでの所要時間は、遠距離の1.5時間。
その上、曜日固定なので、日程調整が難しい。
月会費だけが、口座から引き落とされて行く。

これは、何とか打開しなければ。
しかし、フェンシングそのものは、続けて行きたい。

そこで、以前、フェンシング用品店で頂いた、
全国のフェンシング団体の名簿を思い出した。

見直すと、地元の埼玉県で、1団体が掲載されていた。
それが、「さいたま市フェンシング連盟」。

練習場は、何と自転車で行ける距離の中学校の格技場。
昨夜、飛び込みで見学に出向いた。

建物近くまで行くと、剣を交える音が聞こえて来た。
実施している事が分かり、まずは安心。

中に入ると、ユニフォーム姿の男性が、私の姿を
すぐに認め、近寄って来てくれた。

かなり高齢の方。
お伺いすると、私よりも7歳年上の66歳。

裁判所を退官した後、高校時代の経験を踏まえ、
再開されたとの事。

私とよく似ている。
練習等に関する事を、丁寧にご説明頂いた。

この方以外にも、2名の方から、親しく話し掛けられた。
気のいい中年のサラリーマン、威勢のいい叔母様。
会話はしなかったが、大学の教授もいらっしゃった。

キッズクラスは休会だったが、強い選手がいるとの事。

蒼々たるメンバー。
この方々と剣を交える事により、得るものはきっと多い。
ただし、コーチはいない。

技の向上を取るか、剣の交流を取るか。
よく考えて、歩む道を選んで行きたい。

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2015年2月16日 (月)

新車の検討開始

2/13(金)に、ホンダのジェイドが発売開始となった。

3列シート6人乗りのハイブリッド車。
待っていた車が、ようやく出て来た。

我が家は、現在、ホンダのストリームに乗っている。
3列シート7人乗りのワゴン型セダン車。
もう、14年目となる。

ストリームは、よく働いてくれた。
2人の娘夫婦や両親等、多人数に随時対応。
引っ越しの時や旅行の時は、大荷物も積む事が出来た。

まだ暫くは、多人数対応の車が望ましい。
その思いの下に、後継車がハイブリッド対応で
発売されるのを待っていた。

昨日、ホンダの販売店に、妻と共に訪ねた。

まず驚いたのが、車の進歩。
ホンダセンシングと称する、数々の安全運転支援
システムに感動。

衝突軽減ブレーキ、車線維持支援システム、
路外逸脱抑制機能等。

リッター当たり25kmの走行性能は、やはり
ガソリン車とは違う。

妻の試乗する車の同乗させてもらったが、とても静か。
そして、コックピットは宇宙船のイメージ。

しかし、その分、お値段もかなり高額。
値引きは、基本的になしとの事。

下取りは、車としてではなく、鉄くずとしてと
説明を受けた。

ここが思案のし所。

ハイブリッドなので高くなるとは思っていたが、
ここまでとは。

これから、本格的な交渉を開始して行きたい。

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2015年2月14日 (土)

バレンタインデーの贈り物

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今日は、バレンタインデー。

日本では、女性が思いを寄せる男性に贈り物をする日。
でも、アメリカ等諸外国では、男性が女性に対し
プレゼントをする日との事。

私も、近年、この時期になると用意するものがある。
それが、神戸屋の「ダブルチョコレートパイ」。

このパイは、イタリアオペラの先生であるMさんが、
お好みの品。

その事実を知ってから、先生へ感謝の気持ちを込めて、
昨年からこの時期にお贈りしている。

今年は、妻と娘にもプレゼントした。
そして、自分にも。

さっくりとした食感のパイの中に、2種類のベルギー
チョコレートとマカダミアナッツが入っている。

それらを、カスタードクリームが包み込んでいる。
何とも贅沢。

ハート型のパイの右上に、小さなハートが乗っている。
これも、憎い演出。

感謝の気持ちを形に表すのは、やはり大事。
これからも、いろいろな場面で、贈り物をして行きたい。

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2015年2月13日 (金)

暦年と年度の整理

書類の整理をする時、暦年と年度を使い分けている。

暦年の場合は、フォルダー名等を「2014」のように付け、
年度の場合は、「H27」のように付けている。

そして、この分類の下に整理するファイル名等は、
末尾に「140215」のように、作成または整理した月日を、
西暦で付記している。

暦年管理の対象は、主に決算書と税務関係の書類。
損益計算書及び貸借対照表、または確定申告に
関わる伝票等が、これに当たる。

年度管理の対象は、主に受注した仕事関係の書類。
相手の年度は様々だが、4ー3月として整理している。

つまり、書類を整理するタイミングが、大きく
年2回、12月と3月にある事になる。

これまでも、この2度の機会を活かし、資料や図書
の取捨選択を行って来た。

直近の暦年の整理は、先日、確定申告書を完成した
段階で終了した。
現在は、3月に向けて年度の整理に手を付け始めている。

日頃から、整理整頓は心掛けている。
しかし、改めて見直すと、いかに行うべき事を
先送りにしていたかを痛感する。

その場での即決即断が、まだまだ不足。

時間が経つと、その時の状況を忘れてしまう。
思い出すだけで、また時間を取ってしまう。

これも、バランスの問題かも知れない。

「即決即断」と「後日検討」

年2回の見直しが、自分を振り返る機会を提供してくれる。
自分自身も含め、しっかりと資料を吟味して行きたい。

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2015年2月12日 (木)

遂に「おじいちゃん」

昨日、次女が我が家にやって来た。
妻と共に、妊婦用の準備物を買い出しに行くため。

そう、小さな命が、お腹に宿ったのだ。

「お父さん、おじいちゃんになるよ。」

先日、次女に電話で伝えられた時には、ピンと来なかった。
しかし、日が経つに従い、そうかと思うようになって来た。

つまり、それは我が家のメンバーが、また一人増える事を
意味する。
娘が結婚し、息子が出来、そして、今回は赤ちゃん。

少しずつだが、輪が広がって行く。
これが、生命の営みか。
本能的に喜びを感じている自分を、実感している。

昨日は、ジムに行く予定だった。
しかし、次女の顔を見ると、いろいろと話しをしたいと
言う気持ちが沸いて来た。

結果として、ジムは後日し。
だからと言って、まとまった話しをした訳ではない。

返って気が緩み、その後横になったら、寝てしまった。

一体、どんな子が生まれて来るのだろう。
奄美へ連れて行き、ぜひ素晴らしい自然と触れさせて
あげたい。

夢は、膨らむ一方。

出産予定日の、9/17(木)が待ち遠しい。

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2015年2月11日 (水)

4つの「じんざい」

過去にチームビルディングの本を読んでいた時、
人の有り様を表す、おもしろい表現に出会った。

それが、「じんざい」の当て字。

通常は、人材と書く。
それを、いろいろな意味を込めて、新たな字を
創作していた。

それらに興味を持ち、他の資料等を読む時も、
留意して見ていたが、著者により同じ当て字でも
違った意味の取り方をしており、面白かった。

私なりに、以下のように整理してみた。

人在 :まだ白紙で、「存在」するだけの状態。
人材 :意欲が高まり、成長の「素材」となった状態。
人財 :経験を踏まえ、能力が高まり「財宝」となった状態。
人災 :そこに居るだけで、周りの「災い」となる状態。

人在は、そこに存在するだけで有り難い状態として
いる方もいらした。

最後の人災は、少々酷い表現。

管理職の研修で、一度紹介した事があったが、
受講者の皆様に一番受けたのが、「人災」。

自分達がこうなってはならないと言う自戒の念が
込められて居たように思う。

私とやり取りする中で、「人罪」や「人済」も考え
られるのではないかという考えも示された。

これには、驚き。

このような人になってもいけないし、
このような人に育ててしまってもいけない。

ひとつの言葉から、いろいろな学びを得る事
が出来る。

自分を有り様を確認する言葉として、
今後も、真摯に受け止めて行きたい。

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2015年2月10日 (火)

リーダーの心得

人の上に立つ者には、すべからく心得ておく
べき事柄がある。

その事柄を、先人の方々が、数多くの著作や
言葉に残してくれている。

その代表が、論語。
論語には、君子という語句が、81回登場する。
君子は、言い換えるとリーダー。

「仁」という徳を身に付け、「智恵」と「勇気」で
人々を導いて行く。

これを、私なりに咀嚼し、管理者の方々に、
以下のように語っている。

逆説的だが、まず、上司・部下という意識を
払拭して頂きたい。
縦の関係ではなく、横の関係で受け止めて欲しい。

つまり、パートナーという関係。
任された組織の業績を、「智恵」を出し合い
達成を目指すパートナー。

「愛しむ心」を持ってメンバーと接し、信頼関係を
醸成する。
そこで初めて、智恵の創発が可能となる。

そのために必要な事は、「勇気」を持って
素の自分で語り掛ける事。

ひとりの人間と人間との対話。
お互いに啓発し合い、人生を意気に感じ合って欲しい。

「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず」

しっかりと胸に刻んで、臨んで欲しいものだ。

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2015年2月 9日 (月)

「教養としての宗教入門」読了

ある月刊誌を読んでいて、本のタイトルに興味を
惹かれた。
それが、中公新書の「教養としての宗教入門」。

人の心に深く根ざした宗教。
幾多ある宗教のひとつを自分の糧にするだけでも、
一生掛かる。

その前に、その宗教を信じる事が、自分にとって
どれだけ意味のある事か、捉えるだけでも迷いが生じる。

我が家は浄土宗だが、その教義を深く理解出来ているか
と問われたら、非常に心もとない。

そのような中で、「教養」つまりリベラルアーツとして、
各宗教を比較しながら、その位置づけを客観的に
解説している内容に興味を抱いた。

但し、読んだが、よく分からなかったと言うのが、
正直な感想。

上げられていた宗教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、
及びヒンズー教、仏教、儒教・道教、神道。

前半の3宗教は、一神教。
後半の4宗教は、多神教。
しかし、儒教・道教からさらに神道となると、宗教と
呼んでいいのかも、疑問が残る。

何れにしても、人智を超える存在に対し、畏敬の念を
持って臨んでいる点は、共通している。

故松下幸之助氏は、根源様と称した小さな社を
自社ビルの屋上にお祭りし、拝んでいたとの事。

形は、自由でいいのかも知れない。
大事な事は、唯我独尊の世界に浸るのではなく、
生かされている事を有り難く思い、謙虚に生きる事。

読後、想いを振り返り、そんな事を感じた。

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2015年2月 8日 (日)

自らに質問

「I君、きみはそれについて何が大事だと思う?」
「それは、なぜ?」
「では、どのように行う?」

自分に、よく問い掛けている質問。
what、why、howの投げ掛け。

これらは、物事の本質に迫る問い。
漠然とは分かっていても、答えるとなると
明確に表現出来ない場合が多い。

つまり、まだ焦点が定まっていないと言う事。
この時、よく行っているのが、書く言う行為。

分からない事は、書けない。
どこまで分かっていて、何が分かっていないかが、
自ら判別出来る。

論語に、次の言葉がある。
「之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。
是れ知るなり。」

意味は、分かっている事は分かっている、分からない事は
分からないとはっきりさせる事。それが知るという事。

分からない点が明らかになれば、それを解明する
ステップに入る事が出来る。

それはつまり、主観的な世界から客観的な世界に
入る事を意味する。

冷静に受け止め、いろいろな手段を使って調べ、
事実を確認し思考を深めて行く。
うやむやのままでは、終わらせない。

その過程を「楽しい」と思う時、幸せを感じる。

取り巻くベールを一枚一枚剥がし、宝物を
発見するようなワクワク感。

これからも、知的トリップを楽しんで行きたい。

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2015年2月 7日 (土)

淵から生還

「Iさん、これは精密検査を受けなければならないよ。」

2週間前に、健康相談をしたジムのドクターから、強く言われた。

相談した内容は、昨年12月の人間ドックで指摘された
「脂肪肝」への対応について。
これだけジムに通い脂肪燃焼させているのに、なぜだ。

しかし、先生の関心は、そこではなく「結果報告書」所見欄の
「膵頭部腫瘍疑い」へ向いた。

実は、ドックで腹部超音波診断を行った際、技師の方から
どう探っても、膵臓が見つからないと言われた。
2次検査に回すから、よろしくとの事だった。

そのため、膵頭部腫瘍疑いは、2次検査を受けさせる
脅し文句だと軽く思っていた。

「Iさん、単なる再診だと、この所見にはならないよ。」

これで、一気に不安倍増。
先生に紹介状を書いて頂き、1週間前に、MRI専門クリニック
で腹部断層写真を撮影して頂いた。

結果を待つ事、更に1週間。
昨日、ジムのロッカーで先生にお会いした。
先生も、プライベートでトレーニングされている。

「Iさん、全く異常なかったよ。良性の腫瘍もなし。」
「えっ、本当ですか。よかった。」

その腫瘍が悪性の場合は、膵臓がんという事になる。
自覚症状がないまま進行する事が多く、気づいた時は
手遅れとなる事が多い。

もしもの時を考え、覚悟を決めていた。
そして、抗がん剤治療は受けないとも。
薬漬けの最期ではなく、納得の行く最後を迎えたい。

しかし、幸いな事に、今回は杞憂に帰した。
まずは安心。
でも、危機は、いつでも身近にある事を実感した。

淵の臨んだ時に後悔しない生き方、やはり大事だ。

次回のドクターカウンセリングの際、先生と改めて
今回の結果の確認と、今後の留意事項について
話し合いたいと思っている。

生死の淵に立たされ、試された1週間だった。

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2015年2月 5日 (木)

筋トレで膝痛予防

先日、テレビを見ていたら、筋力トレーニングで
膝痛を防ぐ内容を紹介していた。

膝関節には、毎日の立ち歩きで、かなりの重圧が
掛かっている。

そのため、加齢と共に関節の軟骨の水分が失われ、
すり減って行く。

そのままにして置くと、やがて上下の骨がぶつかり
合い、激しい痛みを生じる事となる。

これを補うのが、筋トレ。
具体的には、大腿四頭筋とハムストリングを、
簡便に鍛える方法を伝授していた。

実際に膝痛で苦しんでいたご高齢のご婦人が、
日々この方法で鍛え、スタスタと歩いているのには
驚いた。

軟骨の再生は難しいとの事。
しかし、関節周りを支える筋力を強化するだけで、
あれだけ変われるとは。

今更ながら、体の相互補完のしくみに感心した。

思い返せば、私も27歳の時に、腰痛で50日間入院した。
その後、意識して腹筋と背筋を鍛錬。

お陰で、再発せずにここまで来ている。

骨格と筋肉、内蔵と消化液、呼吸と循環器、脳と神経系。
相互補完しバランスが取れて、初めて本来の機能が
発揮される。

薬による対処療法も、緊急時には必要。
しかし、出来れば今回のように、体の持っている
相互補完機能や自然治癒機能を呼び起こし、対応して
行きたいものだ。

週3回のジム通い。
全身にいい刺激を与えて、活力維持に努めて行きたい。

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2015年2月 4日 (水)

「風姿花伝」読了

「これは、私にとって最高の指南書だ!」

思わず、そう心の中で叫んでしまった。

「風姿花伝」とは、能の秘伝書。
著者は、父の観阿弥と共に能の基本を作った世阿弥。
1400年代、室町時代の作。

当時、能は猿楽と呼ばれ、様々な一座が得意技を
活かして演じていた。

激しい競争に打ち勝つため、世阿弥は自分が培った
ノウハウを、弟子達に向けて数々の伝書を書き残した。
その中で最も有名なのが、30代後半の時に記した当書。

本来は能の演劇論だが、示唆に富んだ数々の教えは
研修講師としての振る舞いにも、とても参考になる。

強いては、人生論にも通じる部分が数多くある。

「初心忘れるべからず」も、この書からの言葉。
成長のために、経験を糧とし努力を重ねる事が大事。

「秘すれば花」も、有名な言葉。
切り札は明かさず、知らぬ間に相手を引き込む。

世阿弥が求めた、能の本質は何か。
それは、人々を幸せにする事。
結果として、自分も幸せになれる。

これは、単なるノウハウ書ではない。
そのベースとなる自分のあり方を問い掛ける書と
なっている。

能の舞台を、ビジネスの場に置き換える。
また、人生に置き換える。
置き換えに当たっては、意訳が必要。

それがまた、自分の力量を推し量るバロメーター
にもなる。

これから、何回も読み直したい。

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2015年2月 3日 (火)

ハイブリッドメンター

現在、名刺に記載してある肩書きは「ビジネスメンター」。

その意味は、夢の実現を目指し、共に歩む心からの支援者。

ここで課題となるのが、「夢」とは何か。
「共に歩む」とは、どういう状態を指すのか。
そして、具体的に何を「支援」するのか。

「夢」は、ビジョン(ありたい姿)、ミッション(使命)
または、ポリシー(哲学)。

端的に言えば、短期から長期に渡る目標。
そして、後者になればなる程、深い理念の世界に繋がる。

「共に歩む」とは、共に考え取り組む状態を言う。
努力の過程を共有し、自他共に成長して行く。

「支援」とは、お手伝いの意味。
その方の潜在能力を引き出すために、あらゆる手を尽くす。

人により、夢は様々。
取り組みへの参画方法も、千差万別。
そして、その方の潜在能力を見極める眼が、求められる。

支援する側の力量を上げなければ、ただの意気込み。
実効が伴って、初めてお役に立った事になる。

そのために必要な事。
それは、心技体の全方向から、我が身を鍛える事。
ベースになる人間力を付ける必要がある。

端的に言えば、人格を高める事。
何事にも動じない心、常に冷静かつ迅速に対応できる頭、
そして健全な体。

仕事の上では、経営コンサルタント、キャリアカウンセラー、
研修講師の役割発揮を通し、心技を切磋琢磨して来た。

これに、心身のメンテナンスの仕事が加われば、
ハイブリッドメンターの域に達する。

パーソナルトレーナーが、これに当たると考えている。
しかし、そのためには、専門学校へ通う必要がある。
そして、新たな職域を立ち上げる会社の設立も。

かなりハイレベルな構想。
客層として、VIP対応だけでいいのか。
ここは自己満足に終わらないように、よく検討したい。

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2015年2月 2日 (月)

ロジックとマインド

頭の良さとは、何だろうか。

能力に長けていると言う事か。
ならば、能力とは何だろう。

「彼は頭がいい」と言う場合、大抵は頭脳明晰、つまり
知識・技能に優れ、問題解決力等がある事を意味している。

言うならば、左脳が発達している状態。
しかし、頭は右脳も合わせてひとつとなる。

左脳は論理を司り、右脳は感情を司る。

人は皆、「利き手」があるように「利き脳」を持っている。
左脳のロジック思考か、右脳のマインド思考か。
これを明らかにしたものが、ハーマンモデル。

利き脳は、個性とも言える。
大事にしたいが、これだけでは物足りない。
一方の脳も、スキルとして磨く必要がある。

様々な企業に研修でお伺いした際、企業のカラーが
全体傾向として、まず出て来る。

研修が進んで、素の自分が出始めると、
ロジック優先の方とマインド優先の方が、
次第に分かるようになって来る。

ここからが、大事な所。
本当に優秀な方は、理を通す所と、情で対応する
所を、集団の中でうまく使い分けている。

結果として、その集団は討議が盛り上がり、
発表も付加価値の高いものとなる。

本当のリーダーは、自分の特性を把握した上で、
場面に応じてロジックとマインドを、うまく
バランスさせている。

優秀とは、このバランスの取り方にあるように思う。
そのためには、左右の脳を刺激する体験が必要。

私も、体験を大いに積み重ねて行きたい。

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