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2015年2月 9日 (月)

「教養としての宗教入門」読了

ある月刊誌を読んでいて、本のタイトルに興味を
惹かれた。
それが、中公新書の「教養としての宗教入門」。

人の心に深く根ざした宗教。
幾多ある宗教のひとつを自分の糧にするだけでも、
一生掛かる。

その前に、その宗教を信じる事が、自分にとって
どれだけ意味のある事か、捉えるだけでも迷いが生じる。

我が家は浄土宗だが、その教義を深く理解出来ているか
と問われたら、非常に心もとない。

そのような中で、「教養」つまりリベラルアーツとして、
各宗教を比較しながら、その位置づけを客観的に
解説している内容に興味を抱いた。

但し、読んだが、よく分からなかったと言うのが、
正直な感想。

上げられていた宗教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、
及びヒンズー教、仏教、儒教・道教、神道。

前半の3宗教は、一神教。
後半の4宗教は、多神教。
しかし、儒教・道教からさらに神道となると、宗教と
呼んでいいのかも、疑問が残る。

何れにしても、人智を超える存在に対し、畏敬の念を
持って臨んでいる点は、共通している。

故松下幸之助氏は、根源様と称した小さな社を
自社ビルの屋上にお祭りし、拝んでいたとの事。

形は、自由でいいのかも知れない。
大事な事は、唯我独尊の世界に浸るのではなく、
生かされている事を有り難く思い、謙虚に生きる事。

読後、想いを振り返り、そんな事を感じた。

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