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2015年5月 9日 (土)

37年ぶりの母校

昨日、卒業以来37年ぶりに、母校である慶應義塾大学へ
行って来た。
要件は、仕事の打ち合わせ。

37年も経つと、さすがにいろいろと変わっていた。

幻の門が移動し、元あった場所には校舎が建っていた。
これ以外にも、改築・増設された校舎が、いくつもあった。

打合せの後、私を今回同校へ導いて頂いたKさんと共に
敷地を一周した。

演説館は、昔どおり木々に囲まれ、ひっそりと佇んでいた。
山食は、元の特別食堂の位置へ移動していた。
今も時々夢に見る、学部の掲示板は、今も健在だった。

歩くごとに、昔の記憶が蘇って来る。
37年間が、あっと言う間に過ぎてしまった感じ。

なぜ、長きに渡って母校を訪れなかったのか。
それは、敷居が高かったため。

母校に胸を張れる、一角の人物になれたのか。
自問自答すると、なかなか足が運ばなかった。

でも、もっと気軽に考えていいのかも知れない。
その証拠に、何か包み込まれるような感じも受けた。

思い起こせば、出身である神奈川県立湘南高校へも
卒業以来、出向いていない。

この辺で、気持ちに区切りを付け、足を向けて
みようか。
そんな気に、させられた。

三田の中央にそびえる大イチョウの樹。
風に揺らぎながら、昔と変わらない姿を示して
くれていた。

これをご縁に、母校との関係が深まればと思った。

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