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2015年5月 2日 (土)

学歴が意味するもの

学歴とは何だろうか。
最近、自分の中で、よく自問自答するテーマ。

広辞苑で調べると、以下の定義が出て来る。
「学業に関する経歴」

では、学業とは何だろうか。
「①学問を修めること」「②学校での勉強」

①と②は、本来同じ事を意味している。
しかし、現実は程遠くなっている。

学校での勉強は、知識の詰め込み。
なぜという部分は、忘れ去られている。
結果として鍛えられる能力は、記憶力と忍耐力。

一方、学問を修めるとは、英知を自分の中に
取り込む事。
鍛えられるのは、根源である人間力。

逆に言うと、人間力の鍛錬に結び付かない場合、
学問を真に修めたとは言い難い。

「学び」から「気づき」、そして「悟る」。
その過程で、限りない成長を遂げる。

この考えから行くと、日本においては、どの学校
を出ているかは、人物を見る観点では、余り
参考にならない。

いろいろな世界で、様々な方とお会いする。
皆が、一流と誉れ高い学校の出身者ではない。

でも、接していると、大いに学び、気づかされる。
自らの経験の中から、紡ぎ出しているからだろう。
言葉にしても、行動にしても。

学校歴ではなく、体得歴を問うて行きたい。

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