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2015年10月 6日 (火)

日本人の偉人の物語

最近読んだ本のタイトルが、「日本人の偉人の物語」。

著者は、白駒妃登美(しらこまひとみ)氏。
元国際線客室乗務員で、現在は「博多の歴女」として
講演活動を行っていらっしゃる。

とても読み易い本で、日本の歴史上の有徳な人物が、
活き活きと描かれていた。

例えば、北里柴三郎。
破傷風菌の血清療法を確立した方。

学校では、ここまでの知識で終了。
しかし、この本では、北里氏の人物そのものが
記されていた。

ドイツからの帰国後、福沢諭吉に大変世話になった。
福沢が亡くなった時、弔辞で「報恩を期す」と誓い、
福沢が創立した慶應義塾に医学部を創設した。

名声を求めず、ひたすら恩に報いる生き方。

本の中で、次の記述があった。
「西洋の人々に似合うのが、「自(みずか)ら」という生き方
日本人に似合うのは、「自(おの)ずから」という生き方」

前者は、「自分の力で」という捉え方。
後者は、「自然と」つまり自分以外の力が働いている
という認識。

「自分以外の大いなる力が働いて、天命によって運ばれる
そんな生き方こそ、日本人らしい生き方と言えるのでは
ないでしょうか。」

日本人の本質を、改めて考えさせられた。

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