求道と邪道

何かを追い求める時、それを｢道を極める｣と言う。
求道する過程で、自分を限りなく磨く。

そして、気づく。
この道は、自分だけの力で歩いているのではない。
歩かせてもらっている。

気づかずに唯我独尊の世界に陥った時、
｢道を誤る｣と言う。
邪道を歩み、我が身を削る事となる。

活かし、生かされている。
周囲の力によって、天によって。

そこに、感謝の念が生じて来る。
この謙虚さが、｢周りに仕える｣気持ちを
呼び起こす。

これを、利他主義と言う。
一歩一歩、人は大人(たいじん)に近づく。

邪道に入った場合は、自分本位。
支配する事が、全てを占める。

｢周りを強いる｣

これを、利己主義と言う。
知らない内に、小人(しょうじん)に陥る。

求道と邪道。
しかし、この2つは紙一重。

視野の広さが決め手。
常に、大所高所からの思考が大事。

視野狭窄に陥る事なく、進みたいものだ。

引き算の発想

これまでの人生、足し算に足し算を
繰り返して来た。

就職し、研修を受け、資格を取り、地位を固め。
または、結婚をし、子供を育て、持ち家をする。

我が身を守り、家族を養うため。
これはこれで、大事なアプローチ。

しかし、現時点を捉えると、不要となったものもある。
順次、清算。

退職し独立、取得した資格を返上、安定した地位も
手放した。
娘達は、既に社会人として自立。

でも、現在は、住まいと妻に支えられ、心身共に
充実した生活を送っている。

私の場合、今後は、より一層、｢引き算｣の発想が大事だ
と思っている。

役割を果たしたものを引いて行く。
より上を目指すためには、一旦身軽になる事が大事。

｢脱力｣して｢脱皮｣して｢脱出｣する。

そして、新たな環境に、適宜適応して行けばいい。
勇気もいるが、そこには新たな世界が待っている。

この真理、現在自分が行っている、全ての事柄に
共通している。

ジム、スイミング、ダイビング、フェンシング、オペラ

まさに、普遍原理。

肥満を脱し、スリムに進めたい。

グリーン車でほっと一息

昨日は、葉山で仕事だった。

中高大と藤沢市で過ごしたにも係わらず、
葉山へは、足を運んだ事がなかった。

改めて、初めての土地。
そして、場所が、山の上の研修センター。
とても眺めがいい。

明け方の、朝焼けの富士山と相模湾。
そして、白銀の満月が、何と美しい事か。

素晴らしい景色からエネルギーを頂き、
情熱を込めて、全力投球で研修を進めた。

最後に、皆様から心温まる拍手を頂いた。

その時は、まだ気が張っていた。
しかし、帰りのタクシーに乗った瞬間、
どっと疲れが出て来た。

昨日も途中下車して、ジムに寄るつもりだった。
でも、気が付けば、グリーン券販売機の前に。
ここは、素直に従った方が良さそう。

湘南新宿ラインで、逗子から大宮まで、
1時間40分の小旅行。

旅のお供は、伊藤園の｢大納言｣。
大好きな小豆が入った、甘さ控えめの飲料。

疲れた体に、染み入るよう。

英気を養い、明日からの全力投球に
備えたい。

遅ればせながらの保湿ケア

｢これは、老人性いぼですね。｣

行きつけの皮膚科で、言われてしまった。

左眼下にあった、やや黒い斑点。
これが、隆起して来た。

これまでは、気にも止めていなかった。
しかし、洗顔する度に指に当たる。
悪性だと問題。

そのため、いい機会だと思い質問した。

｢これは良性ですから、心配ないです。｣

一応、安心。
しかし、気になると取りたくなる。

｢ここまで大きくなると、元通りにする
のは、難しいです。｣

低温療法があるとの事だったが、ピンク色
になったり、また膨らむ事もあるとの事。
歳には勝てないと言う事か。

ネットで調べたら、ハト麦エキスがいいと
あった。

以前、ある製薬会社から送られて来た株主優待
の化粧水を見たら、ハト麦エキス配合とあった。
これは、ちょうどいい。

遅ればせながら、寝る前に使ってみる事にした。

効果の程は、まったく未知数。
気晴らし程度かも知れない。

でも、保湿効果もあるとの事なので、何か
期待出来るかも。
気長に、取り組んで行きたい。

あきらめの構造

｢もう、あきらめた。｣

これは、誰しもが、一度は口にした事がある言葉
ではないかと思う。

何かに懸命に取り組んだが、うまく行かない。
例えば、資格試験。
何回チャレンジしても、合格しない。

そして、これは自分には向いていないと判断して
断念する。

でも、本当に、｢結果｣として諦めたのだろうか。
｢最初｣から、自分で限界を作ってはいなかっただろうか。
かなり難しいとか、通ればラッキーとか。

人は始める前に、どこで諦めるかを決めている
と言われている。
これでは、突破出来ない。

最初に行う事は、自分を｢信じる｣事。
自分は成し遂げる力を持っていると。

成果が出ないのは、潜在能力が、まだ顕在化
していないだけ。
さらに工夫して、能力を発動させるきっかけを掴む。

論語に、次の言葉がある。

力足らざる者は中道(ちゅうどう)にて廃す。
今、女(なんじ)は画(かぎ)れり。
:力不足の者は、途中で力尽きてやめてしまう。
  君は、初めから諦めてしまっているではないか。

諦めない限り、失敗はない。

心を強く持って、挑んで行きたいものだ。

人間ドックチェンジ

今年も、人間ドック受診の季節がやって来た。

昨年までは、自宅のあるさいたま市の病院で
受けていた。

しかし、今年からは東京のクリニックに変更する。
理由は、60歳になったため。

これまでは、異常がない事を前提に、儀式のように
受けていた。

しかし、大台に乗ったこれからは、考え方をチェンジ。
異常がある事を前提に、態勢を整える事にしたのだ。

受診するクリニックは、内視鏡検査で定評のある医院。
基本コースにプラスして胃と大腸の内視鏡検査を
受ける予定。

勧めて頂いたのは、ジムのドクターであるＯ先生。
人間ドックの結果も、先生の元に直送される。

つまり、結果の説明を、Ｏ先生から直接お伺い出来る。
不明な点は、事前にＯ先生から、クリニックに確認
して頂く事も可能。

今年初め、Ｏ先生にお願いして、私のホームドクター
になって頂いた。

これからの健康管理は、Ｏ先生と二人三脚で行おう
との考え。

私の、ジムでのトレーニング内容もご存じ。
先生自身も、同じジムで汗を流している。

これからは、私の体を、いろいろな角度から
知っている方にお世話になりたい。

｢信頼｣の2文字の大切さを、改めて感じている。

年金裁定請求書来る

日本年金機構から、年金の裁定請求書が届いた。

私は、来年の2月に、61歳となる。
この場合、厚生年金の報酬比例部分が、65歳を
待たずに、61歳から特別支給される。

そして、65歳になった段階で、基礎年金部分の
支給が始まる。

年金額の試算がしてあった。
これまでも、何回か試算通知を受け取ったが、
来る度に目減りしている。

今回の額を、所得税を除いて月額に換算すると
現在の生活費に届かない。

選択枝は、2つ。
A 蓄えを切り崩す。
B 一生働く。

財産を残すつもりはないので、Aでもいい
のかも知れない。

しかし、年金以外の収入がゼロと言うのは、
何か起こった場合、ジリ貧になる可能性がある。

ならば、Bを選択するしかない。
覚悟はしていたが、やはりそうか。

でも、決して後ろ向きは訳ではない。
今の仕事に、生きがいを感じている。

自ら選んで独立した仕事。
でも、今は｢導かれて｣行っている感覚が強い。

天命を、全うして行きたい。

筋肉強化月間開始

いよいよ、今年最後の12月が近づいて来た。

翌月に備え、2週間前から、トレーニングの
ウエイトを上げ始めた。

毎年、12月は筋肉強化月間。
昨年は頑張り、年末にフィットネススコア80
を叩き出した。

この数値は、なかなか手強い。
体組成計のInbobyで、アスリート級の数値。

今年は、早々に準備態勢を整え、82を目指したい。

そのためには、まず、体重を適正値に調整する
必要がある。
現在、約1kgの減量が必要。

その体重を維持しながら、筋トレを行う。
筋肉が増大し体重が増えたら、脂肪を落とす。

脂肪燃焼は、筋トレ後、アクアウォーキングを
目一杯行う。

水の負荷により、筋肉にさらに刺激を与えつつ、
しっかり呼吸して脂肪を燃焼させる。
水の中は、地上の3倍の負荷が掛かる。

歩速を上げると、斜腹筋の横を、水が通り過ぎて行く。
この感覚が、何とも言えない位、心地よい。
バランスよく、シャープな体形が整えられる。

さて、どこまで行けるか。

健全な体を手に入れ、来年に備えたい。

｢つながり｣の奥深さ

最近、全てのものが｢見えない線｣で繋がっているを
理屈ではなく、体全体で実感する事が多くなって来た。

パーソナルトレーニングでは、まさに複数の筋肉の
連携をよくするメニューを行っている。
個々の筋肉のバランスが取れないと、｢瞬発力｣が出ない。

スイミングでは、体全体の筋肉を、全て使って泳ぐ。
しかし、地上以上に余分な力を抜く事を求められる。
一部に力が入ると、不安定な分、とたんに｢体勢｣が崩れる。

オペラでは、体を楽器と見なして演奏する。
楽器の共鳴する部分に音が入らないと、響かない。
そのためには、｢体幹｣全体を意識する必要がある。

これらは、教えて頂いている世界。

しかし、自分が仕事で話している内容も、考えれば、
全て｢みえない線｣を、見えるように促すヒントを
話しているように思う。

マネジメントも、コンプライアンスも
何もかも。
それも、本に書かれていない未知の｢つながり｣を。

この世のものは、全て繋がってる。
いや、向うの世界とも、きっと繋がっているのだろう。

こう考えると、まだ知らない事だらけ。
でも、そうだからこそ、知る喜びが貴重なの
かも知れない。

これからも、いろいろな｢つながり｣を
求めて行きたい。

リバースメンタリング

最近、また新しい単語と出会った。
それが、｢リバースメンタリング｣。

メンタリングは、上司や先輩が、部下や後輩のビジネス
キャリア及びライフキャリアにおける成長を支援する手法。

リバースとは、｢逆｣という意味。

よって、リバースメンタリングとは、部下や後輩から、
上司や先輩が支援を受ける形態となる。

IT技術や新しい価値観の理解等は、頭の柔軟な若者の方が、
長けている。
それらに長けた若者から、教えを請う。

その際は、謙虚になる事が大事。
構えずに、受け止める。

教えられる＝恥と考えていると、時代の流れに置いて
行かれる。
新しい世界を開拓する事も出来なくなる。

ないものを、お互いに与え合うという関係。

私の場合、身近にいる指導者は、若い方ばかり。

ジムのインストラクター
専任のパーソナルトレーナー
オペラの先生
フェンシングのコーチ
ダイビングのインストラクター

指導を受ける度に、それ以上のものを習得している。

リバースメンタリングは、今に始まった事ではない。
意識の持ち方で、これまでも存在していた事。

メンタリングのスパイラルアップを目指したい。

｢楽しい｣という世界

アスリートが、よく口にする言葉。

それが、｢楽しんで来たいと思います｣という言葉。

オリンピック等の大きな大会になればなる程、この発言が
よく聞かれる気がする。

若い頃聞いた時は、違和感があった。
楽しいという気持ちで望んで、相手に勝てるのだろうか。
真剣味が、足りないのではないか。

しかし、今になって分かって来た。
何を持って、楽しいと言っているかが。

彼らは、周囲からの多大な期待のプレッシャーと、
自らの大きな不安のストレスにさらされている。
普通ならば、ここで押し潰されてしまう。

これに打ち勝つには、2つの方法がある。

ひとつが、はねのける方法。
｢万難を排して、勝って来ます。｣という対応。
相手を意識した行動。
緊張感が、さらに高まる。

もうひとつが、受け止める方法。
｢(この状況を)楽しんで来ます。｣
自分を意識した行動。
いい意味で、割り切った感覚。

準備出来る事は、やり切った。
後は、天に任せるのみ。

どうような状況になっても、全てを受け入れよう。
勝っても、負けても。

ここが終着点ではない。
ここは、さらに高みを目指すための一里塚。

そう考えると、以下の心境を得る事が出来る。

｢つらい事が楽しい。｣
｢苦しい事が楽しい。｣
｢もうだめだが楽しい。｣

彼らが楽しむと言う心の奥には、自分の、
今後の成長を信じ、その機会を得られた今の状況を
楽しみたいと言う意味が込められていたのだ。

今は、そのように解釈している。
そして、自分もそうありたいと思っている。

｢仕事のできる人はなぜ筋トレをするのか｣再読

7年前に読んだ、｢仕事のできる人はなぜ筋トレをするのか｣。
トレーニング歴通算10年目になる今年、改めて読み直した。

やはり、｢健全な精神は健全な体に宿る｣がベース。
心身が健全でないと、いい仕事は出来ない。

さらに言うと、ライフキャリアが充実していないと、
質のいいビジネスキャリアは、決して送れないという事。

また、逆も言える。

筋トレは、まさにセルフマネジメントの世界。
自分を律する事が出来なければ、筋肉に効果的な
刺激を与える事は出来ない。

筋トレを通して、瞑想し、内省を深め、内面から
自分を浄化する。

この習慣が、そのまま仕事に反映する。

こう考えると、筋トレは、自分を高めるための
有効な投資と言える。

持てる諸資源を、何に対して重点投入するか。

筋トレの効果は、すぐには視認出来ない。
しかし、10年の経験からすると、最も貴重な
投資対象。

だからと言って、ボディビルダーを目指す訳
ではない。

｢シャープで俊敏性に富んだ、免疫力の高い体
づくり｣が出来ればと思っている。

これからも、筋トレに励みたい。

ゆっくり急げ

｢ゆっくり急げ｣

とてもおもしろい表現。

これは、帝政ローマの初代皇帝オクタヴィアヌスの言葉。

何か事をなす時に、ただ急いでも失敗する。
日本では、｢急いては事を仕損じる｣と言われている。

しかし、だからと言って悠長に構えていたのでは
事は進まない。

行うべき事を、着々と実行して行く。
｢外堀を埋める」が、これに該当する。

ある一定の時間の中で、外堀を埋めて行く作業は
忍耐を求められる。
どうしても、焦りが生じて来るから。

それを克服する必要がある。

ある本を読んでいて、これらを実行した偉人の
話しと出会った。

シュリーマンと伊能忠敬

シュリーマンはドイツの貧しい牧師の下に生まれた。

父親が読んで聞かせてくれたホメロスの｢イリアス｣。
そこに出て来たトロイという都を、努力の末発見した。
50年以上に渡り勉学に励み、外堀を埋め続けた。

夢を実現するためには、土台作りが欠かせない。

伊能忠敬も、凄い。

伊能忠敬は、千葉県の漁師の下に生まれた。
後に伊能家の養子となり、商売に励んだ。
50歳で隠居し、自分の夢であった｢地球の緯度1度の
距離を求める｣事に取り組んだ。

その過程で、幕府の要請に応じ、日本の全図を
完成させた。
それも、基本的に歩幅90cmの歩測で。
歩測できない箇所は、様々な道具を考案して対応した。

とことん正確を目指した。
そのために、やれる事は全部やる。

人生をいう限られた時間で、事をなす。
改めて、考えさせられた。

素晴らしき出会い

研修講師をしていると、研修をする度に
新しい出会いに恵まれる。

研修の中身も大事だが、生身の人間が出会い、
そこでお互いに感じ合う息吹の方が、貴重と
思う事が度々ある。

先々週の奄美での出会いが、その象徴。
余りにも自然だったので、その後の忙しさに
出会いの記憶が埋もれてしまっていた。

多忙の嵐が去った今、何か温かい想いが
込み上げて来た。

思い出すと、それは、ＭさんやＮさんとの
出会い。

Ｍさんは、奄美空港でJALのカウンターに居た方。
ご結婚で10月末に退職され、離島される。
その直前に、ダイビングで出会う事が出来た。

ダイブリゾート海風のＭさんの友人で、以前から
SNS上では知っていた。
しかし、お会いするのは初めて。
でも、初めての気がしなかった。

Ｎさんは、数年前に奄美で、やはりダイビング
を通して知り合った方。
その後、ダイビングでご一緒した事もある。

ところが、今回、ばったり出会ったのである。
奄美空港で出発を待つ間、何気なく到着ロビー
を散歩していた時。

Ｎさんを迎えに来ていたショップの方と出会い、
今、Ｎさんが到着した所だと。
少し待っていると、Ｎさんが姿を現した。

私を見つけて、満面の笑み。
多分、私もそうだったと思う。
偶然のなせる、素晴らしい再会。

人と人との出会い。
世界人口70億人の中での出会い。
考えれば、貴重な出来事。

今後も、一回一回の出会いを大切にして行きたい。

求むコンドロイチン

｢やはり、左膝がおかしい。｣

ここ数週間、コンドロイチンの錠剤が切れたので
様子をみるため、服用していなかった。

若干、気分もあるかも知れない。
しかし、確かに違和感が。

ここは、早めに対応した方が良さそう。
関節は、スムーズな動きを確保するためには
欠くべからざる箇所。

思ったら、即行動。
昨夜、少し遅かったが、近所のドラッグストアへ
足を運んだ。

購入したのは、ゼリア新薬の｢コンドロイチンzs錠｣。
効能は、以下のとおりと書いてある。

関節痛、神経痛、腰痛、五十肩、神経性難聴、
音響外傷性難聴、疲労回復

これまで、約3か月服用していたが、確かに
左膝の調子は良かった。

痛みまではないが、グリス切れのような感じ
が収まっていた。

体中から、水分が失われて来るのは
やむを得ない。

全てを整える事は出来ないが、要所は
押さえて行きたい。

マルチビタミンのサプリメントと共に、
今後は、服用を継続して行きたい。

目標を持つ大事さ

何事にも、目標を持つ事が大事。
最近、改めてそう痛感している。

目標とは、ゴール。

ゴールを設定していないと、どこへ向かって走れば
いいか分からない。

さらに大事な事は、やる気がもうひとつ起きない事。
エネルギーが拡散してしまい、集中出来ないのだ。

ジムだと、体組成計の数値。
オペラだと、年2回の発表会の成功。
ダイビングだと、100回ごとの記念ダイビング。

それらの目標に向かい、質を上げて行く。

決まっていないのが、フェンシング。
基礎練習の段階から、実践練習に移る段階に来ている。

フェンシング用の体作りも、パーソナルトレーナーに
付いて3ヶ月を経、それなりに安定して来た。

スクールに行く行かないに関わらず、自宅でジムで、
日々剣さばきやフットワークの練習も行っている。

後は、大胆な目標を掲げるのみ。
目標が出来たら、きっと全く違った気持ちになれる
だろう。

ここは、思い切ってコーチに相談してみよう。

｢自分を信じる｣

これで、行きたい。