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2015年11月 8日 (日)

「楽しい」という世界

アスリートが、よく口にする言葉。

それが、「楽しんで来たいと思います」という言葉。

オリンピック等の大きな大会になればなる程、この発言が
よく聞かれる気がする。

若い頃聞いた時は、違和感があった。
楽しいという気持ちで望んで、相手に勝てるのだろうか。
真剣味が、足りないのではないか。

しかし、今になって分かって来た。
何を持って、楽しいと言っているかが。

彼らは、周囲からの多大な期待のプレッシャーと、
自らの大きな不安のストレスにさらされている。
普通ならば、ここで押し潰されてしまう。

これに打ち勝つには、2つの方法がある。

ひとつが、はねのける方法。
「万難を排して、勝って来ます。」という対応。
相手を意識した行動。
緊張感が、さらに高まる。

もうひとつが、受け止める方法。
「(この状況を)楽しんで来ます。」
自分を意識した行動。
いい意味で、割り切った感覚。

準備出来る事は、やり切った。
後は、天に任せるのみ。

どうような状況になっても、全てを受け入れよう。
勝っても、負けても。

ここが終着点ではない。
ここは、さらに高みを目指すための一里塚。

そう考えると、以下の心境を得る事が出来る。

「つらい事が楽しい。」
「苦しい事が楽しい。」
「もうだめだが楽しい。」

彼らが楽しむと言う心の奥には、自分の、
今後の成長を信じ、その機会を得られた今の状況を
楽しみたいと言う意味が込められていたのだ。

今は、そのように解釈している。
そして、自分もそうありたいと思っている。

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