なるほど「総合診療医ドクターG」
昨日、久しぶりにゆっくりとテレビを見た。
NHK総合を何気なく見ていると、「総合診療医ドクターG」
が始まった。
この番組は、病名を推理して当てる娯楽番組。
でも、内容は本格的。
実際の総合診断医が経験した難解な症例に、
その総合診断医のナビゲーションの下、
3名の研修医が挑み、病名を突き止める。
今回の患者の訴えは、「腹がひどく痛む」だった。
推理の過程も、もちろん面白かった。
3名の研修医が、総合診断医U氏のアドバイスを
受けながら、何回もVTRを確認しつつ、病名を
絞りこんで行く。
しかし、それ以上に興味深かったのが、
U氏の進め方。
真剣勝負なので、多分台本なし。
研修医の言葉を受けて、彼らの気づきに
繋がるように支援して行く。
相手の特性や能力を見極める。
それらに合った的確なヒントを与える。
状況を確認し合い、納得を引き出して行く。
研修医が3名居たので、いい意味で
競わせていた。
そして、最初と最後に仰った言葉が
印象に残った。
「総合診断には、推理力と観察力が必要です。」
今回の患者は、漁師だった。
漁師だったら声は大きいだろう。
でも、今は声が小さい。なぜだろう等。
研修医達は、かなり疲れた様子だった。
しかし、実務の勘所に触れ、いい勉強に
なったのではないか。
推理を働かせるには、広い視野と好奇心が必要。
私も、改めて学びを得た。
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