「人生で起こること すべて良きこと」読了
久しぶりに田坂広志氏の著作を読んだ。
それが、「人生で起こること すべて良きこと」。
田坂氏の本を読んでいつも思う事がある。
それは、言葉の使い方が、実に巧みである事。
ここで、こういう単語を使うのか。
ここは、このような言い回しで表現するのか。
これだけでも、とてもいい「学び」になる。
もちろん、それだけではない。
難しい言葉を避け、あえて平易な表現を
用いられている。
しかし、内容は、とても深い。
まるで、詩のよう。
そのため、読み進むに従い、引き込まれて行く。
読み手の心理状況を把握した上での、筆運び。
読者との心の対話を大事にしている。
まさに「感じ入る」次第。
そして、最後に、自分の中に、いろいろな
「気づき」を、改めて呼び起こしてくれる。
田坂氏の博学さには、足下にも及ばない。
しかし、基本的な考え方は、私と共通する部分が多い。
同じ志を持った者同士。
でも、その伝え方が違う。
私は、私なりの方法で、周囲に貢献して行きたい。
「心身一如(しんしんいちにょ)」
:「心」が動けば「身」がついて来る。
「身」が動けば「心」がついて来る。
「全霊を込めて創り上げ、無心の境地で流し去る。」
「自我というものを与えられ、多くの喜びと共に
多くの悲しみを味わったこの生が、
最後に無に帰していくことの、安らぎ。」
「人生で起きること、すべてに深い意味がある。」
「人生で出会う人、すべてに深い縁がある。」
「人生で起きること、すべて良きこと。」
悔いのない人生を、送りたい。
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