対話と会話
「対話と会話、どう違うと思いますか。」
ある方が、記事の中で問い掛けていた言葉。
広辞苑で調べたが、有意な差は認められなかった。
これは、言葉に、どういう意味を込めるかで
見解が変わって来る。
ならば、自分でどう捉えるかが大事。
頭の中で、思いをいろいろ巡らせてみた。
対話は、対面して話す。
会話は、会合して話す。
対面の方が、より距離が接近している感じ。
大事な点は、物理的な距離よりも心理的な距離。
私も研修テキストの中で、これまで意識して
「会話」ではなく、「対話」という言葉を使って来た。
相手の「表層」を聞くだけではなく、「深層」を聴く。
本音または心根と言ってもいい。
氷山の水面上の部分と、水面下の部分。
下の部分が、より大事。
ここが分かっていないと、タイタニック号の
ような末路を辿る可能性が高くなる。
本音を聴くためには、本音で接する。
構えずに、自然体で接する。
それらに耐えられる、余裕のある自分を育てて
おく必要がある。
心技体の3面から、改めて余裕を培って行きたい。
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