東西のメンターに思う
最近、改めてメンター制度の運用の難しさを感じている。
メンター制度は、とても形骸化し易い。
そのため、あっても全く機能しない場合がある。
メンターになるためには、それなりの知識と自覚が必要。
さらに言うと、人生経験も必要。
メンターとは、一口で言うと「支援的助言者」。
しかし、その支援の対象が、西洋と東洋では違う気がする。
西洋型メンターは、「組織での過ごし方」が対象。
東洋型メンターは、「人生での生き方・あり方」が対象。
西洋は、howを助言する。
東洋は、whatを支援する。
微妙な違いだが、ここが重要なところ。
西洋と東洋では、社会環境や価値観が違う。
そのため、どちらの方が良いとは言えない。
どちらの立場を取るかは、まさにその組織の考え方に
依存する。
だからこそ、メンター制度に関するスタンスを、
最初にきちんと整理しておく必要がある。
ここが曖昧だと、最初からつまずく。
その上で、メンターのスキルとぶれない軸が必要となる。
単なるスキルだけでは、物足りない。
アドバイスにしろ、サポートにしろ、バックに自分の
価値機軸が通っている必要がある。
メンター制度は、メンティのためだけの制度ではない。
同時に、メンターの人間的成長を促す制度でもある。
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