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2016年3月28日 (月)

農業の革命期来たる

日経ビジネス最新号で、「TPP時代に勝てる農産物ジャパン」と
題した特集が組まれていた。

いつもは、記事を斜め読みで、殆ど読み飛ばしている。
しかし、この特集を読み始めたら引き込まれてしまった。

今まで、手厚く国により守られて来た日本の農業。
しかし、TPP発効後は、否応なしに海外の農産物が国内へ。
この事態に、どう対応すればいいのか。

記事は、これを迎え討ち、攻撃に転ずる布陣として、
サッカーのスターティングメンバーに例え、
有力な農産物をラインアップしていた。

センターフォワード:日本農業界が誇るストライカー
あまおう【果実、福岡】
レフトウイング:真価発揮する「日本の肉」のリーダー
松坂牛【畜産物、三重】
ライトウイング:中国爆食市場への切り込み隊長
常呂(ところ)産ホタテ貝【海産物、北海道】
トップ下:あまおうと日本果実の橋頭堡に
リンゴ「サンふじ」【果実、青森】
サイドハーフ:欧州首脳も絶賛、本場産と真っ向勝負
十勝産チーズ【乳製品、北海道】
ボランチ:和食を世界に、日本農業攻撃の起点
「獺祭(だっさい)」【日本酒、山口】
サイドハーフ:海外産流入防ぎ、隙あらばカウンター
十勝産川西の長いも【野菜、北海道】
サイドバック:世界が垂涎、平安からの甘み
九条ねぎ【野菜、京都】
センターバック:「機能性」で海外産寄せ付けず
「さらさらゴールド」【野菜、北海道】
サイドバック:今も輸入はわずか、日本有数の水産資源
気仙沼のサンマ【海産物、宮城】
ゴールキーパー:攻撃参加も可能な日本農業の守護神
魚沼産コシヒカリ【コメ、新潟】

秀逸の例えで、感心した。
この布陣で、農業に革命が起きる事を、ぜひ期待したい。

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