論語の奥深さ
論語に書いてある内容は、当たり前の事ばかり。
だから、若い頃は、歯牙にも掛けていなかった。
そんな事、分かっていると。
しかし、ここまで生きて来て、それが不遜な事で
あった事がよく分かる。
当たり前のことが、出来ているのか。
そこには、出来ていない自分が居る。
年月を経て、初めて分かる。
当たり前の事を実行し続ける事が、いかに難しいか。
軸を持ち、動じない心が備わっていないと、
「続ける」事は出来ない。
論語の場合は、最も深い想いが「仁」となる。
この仁を、いかにして行動の中で表して行くのか。
論語では、それを「礼」を守る事としている。
礼儀を重んじ、仁を深めて行く。
その過程で、自らを磨いて行く事となる。
しかし、それが難しい。
磨き方が独りよがりになってしまっては、何にも
ならない。
そして、人がいつも助言してくれるとは限らない。
必要になって来るのが、天と対話する事。
その方法は、自分で探して行くしかない。
論語を読んでいると、宇宙に居るよう。
天は、宇宙に通じている。
自分を大きく捉え、宇宙に放って行きたい。
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