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2016年4月28日 (木)

これがIL DIVOか

先日、仕事が終わってから武道館へ
駆け付けた。

目的は、IL DIVO(イル ディーボ))のコンサート。

IL DIVOは、イギリスでデビューした男性の
4人組ヴォーカル・グループ。

ただし、国籍は、アメリカ、スイス、スペイン、
フランスで、イギリス人がいない所が面白い。

さらに興味深いのが、オペラの唱法で
ポピュラー音楽を歌うという点。

クラシカル・クロスオーバーと呼ばれている。
クロスオーバーの実態が、知りたい。
これが、今回の申込の理由。

結果は、完全にショーと化していた。

もう少しクラッシック寄りかと思っていたが、
ほぼポピュラーというのが感想。

曲そのものが、オリジナルな現代曲なので
やむを得ないかも知れないが。
新たな世界を作り出していた感じ。

しかし、その中でメンバーの一人がソロで
歌った名曲「誰も寝てはならぬ」は、素晴らしかった。

全体の感想として、イタリアオペラを修得中
の身としては、クロスオーバーの道は、まだ先だな
という感じを抱いた。

オペラ唱法をしっかり身に付けないと
流されてしまいそう。
これが分かったのが、今回の最大の収穫。

改めて、イタリアオペラに打ち込みたいという
思いが強くなった。

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2016年4月20日 (水)

120%の能力発揮

能力発揮が大事と、よく言われる。

現代の乱世を生き抜くためには、まさに
そのとおり。

そして、さらに今までなかった知恵を
絞り出して行く必要がある。
かなりのエネルギーが求められる。

この試練に向かって行くために
大事な事がある。

それが、どれだけ腑に落ちているか。

頭での理解に止まる事でなく、
心で、どこまでやり抜く意思を持っているか。
言葉を変えると、魂に火が付いているか。

頭と共に、心。
能力と共に、意欲。

これらが一体となって、初めて
120%の能力発揮が期待出来る。

そして、達成するまで、決して諦めない。

これらの状況を楽しめたら、どんなに
素敵だろう。

「これを知る者はこれを好む者に如かず、
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
(論語)

しっかり納得して、物事に取り組んで行きたい。

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2016年4月19日 (火)

アーモンドの効用

1か月前から、アーモンドを中心とする
ミックスナッツを、毎日食べている。

動機は、便通促進。
ただし、便秘ではない。
より通便をよくするため。

それと、自然から栄養を頂く意味でも。

1か月続けた結果、確かにトイレに行く
回数が増えた。
不要なものを排除すると、より調子がいい。

食べているのは、カルディの素焼きアーモンド。

1日の理想摂取量が、25~30g。
1粒1gとすると、25~30粒。

カロリーは、1粒6kcal。
そのため、少し控えめにして、20粒食べている。
6kcal/粒×20粒/日=120kcal

いろいろな効果がある。

ダイエット効果:油分の吸収抑制、食欲抑制、
脂質代謝を促すビタミンB2、リバウンドの防止
美容効果:アンチエイジング、美肌効果
健康効果:生活習慣病の予防(動脈硬化予防、
高血圧改善、血糖値の上昇緩和)、便秘改善

一時期、アーモンドダイエットが流行った
ようだが、今は余り聞かれなくなった。

何でもそうだが、世間の風評に流される事なく
自分に必要なものを、自分で判断して頂きたい。

今後も、様子を見ながら、続けていく事としたい。

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2016年4月18日 (月)

007の原点に戻る

昨夜、BSの録画で、007の第1作である「ドクターノー」
を鑑賞した。

制作されたのは、今から54年前の1962年。
何と、私が小学1年生の時。
物心が付いた時から、見続けて来た事になる。

振り返ると、このスパイアクション映画に、
少なからず影響を受けて来た感じ。

強靭な肉体と精神。
何事にも屈せず、ミッションを達成して行く。
でも、時々お色気で、緊張を解き放つ。

このような姿を、かっこいいと思っていた。
そして、このような生き方をしたいと思って、
自分を鍛えて来た所がある。

最後のお色気は、さすがにまね出来なかった。
しかし、勤務を任務、そして使命に高め
物事に取り組んで来た点は、自己成長につながった。

当時、テレビ映画で放映されていた「スパイ大作戦」
にも、同時に大いに啓発された。

何でもそうだが、ひとつの物から何かを学び取る
事は、貴重な出来事。

人生で我が身で接する事が出来るのは、ほんの僅か。
感受性がものを言う。

初代のショーン・コネリーから6代目のダニエル・
クレイグまで、様々なジュームズ・ボンドが
演じられた。

次は、どんなボンドが登場するのだろう。
原点に戻りつつ、さらに今後に想いを馳せた。

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2016年4月17日 (日)

大人(たいじん)の生き方

先日、メンター研修を行った際、
メンターになる方から、質問を受けた。

2ヶ月に1回の面談で、足りるかと。
会社の制度では、就業時間中に行うルール。
時間という貴重な資源を使う事になる。

相手は新入社員で、悩みが深い場合もある。

「毎回の話し合いの深さに依りますね。」
「どういう事ですか。」
「信頼関係があれば、最初から本音の話し合い
が出来ます。」

「それでも時間が足りなかったり、回数を
増やしたい場合は、どうすればいいですか。」
「それぞれの上司に許可を得て下さい。」

分析型の方で、質問が細かい。
この方の場合は、さらに説明した方が良さそう。

「この後は、メンターの仕事を、どう捉えるかです。
単に勤務と捉えるか、それとも任務と捉えるかです。」

その気になれば、昼休み、就業後、休日だって活用可能。
メンターは、生活面・心理面の支援が役割。
会社での悩みの原因が、私生活に及ぶ事もある。

その際、自分の立ち位置を問われる。

メンターの方々には、自分を大人(たいじん)に
育てるきっかけと捉えて頂きたい。
大人とは、世のため人のために生きる人。

利他の精神を、どこまで持つ事が出来るか。
彼らの今後の成長が、楽しみである。

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感嘆!永守式リアル経営

日経ビジネス最新号で紹介された
永守式リアル経営。
まさに、この時代の経営として的を射ている。

永守重信氏は、日本電算会長兼社長。
小型モーターの会社から、M&Aで特長ある会社を
併合し、今やグローバル企業に成長。

「永守3大経営手法があるんですよ。
井戸掘り経営、家計簿経営、千切り経営ですわ。」

井戸掘り経営は、アイデアを社員から掘り続ける事。
家計簿経営は、経費を収入内に収める事。
千切り経営は、問題を小さく分解して解決の糸口を
見つける事。

これだけ聞けば、全て当たり前。
大事な点は、どれだけ徹して出来るか。

「叱り8割、褒め2割。場合によっては9対1。
僕は、震える程叱る。叱るけれど、厳しく
叱ったら、抱かないといかん。」

想いを、伝え続け、伝え切る。
これを、自分のスタイルで行う事が大事。
永守氏のまねをしても、多分うまく行かないだろう。

「すぐやる、かならずやる。できるまでやる。」

これが、永守氏の経営哲学。
超アグレッシブ。
「いまでしょう」どころではない。

日経ビジネスには、経営学でこれらを裏打ちする
理論が記載されていたが、皆、色あせてみえた。

これが、実学の強み。
失敗もあるだろうが、それが次の実学の学びとなる。
これからも、永守氏に注目して行きたい。

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2016年4月15日 (金)

言葉の深淵さ

月刊「致知」を読んでいて役立つ事のひとつに、
語彙が豊かになる事がある。

普通に生活していると、出会わない言葉。
しかし、広辞苑を調べると、しっかり出ている。

4月号では、次の言葉が印象に残った。

出自(しゅつじ):

出どころ、うまれ
出生と同時に血縁に基づいて制度的に認知・規定
される系譜上の帰属

こう書くと難しくなるが、要するに出生の事。

武断(ぶだん):

武力を以て被治者を処断すること
武力によって処置すること

今の日本では、縁が遠くなった言葉。

夷険一節(いけんいっせつ):

人生の順境・逆境に振り回されず、態度・姿勢が
一貫していること
※ 北宋の政治家である欧陽脩(おうようしゅう)の言葉

四字熟語は、まるで小宇宙のよう。
言葉の裏に、いろいろなドラマを感じる。

言葉は、言霊(ことだま)。

国語を失った民族に明日はない。
これからも、日本語という言葉を大事に
受け継いで行きたい。

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2016年4月14日 (木)

精魂注入の新入社員研修

4月初頭から行って来た新入社員研修が
やっと、ひと落ち着きした。

私の担当させて頂いている新入社員研修は、
通常のビジネスマナー研修等と比べ、一味違う。

仕事を通して、自分の生き方・あり方を極めて
行く道のスタートに着くという内容。

社会人への意識の転換を狙うに止まらず、
この段階から、「できる社会人」になる事を
意識した行動を促す。

そのため、名刺の渡し方等の「型」から入る
のではなく、プロになるための要件を相互
確認する「芯」から入る。

外からではなく、内から。
動作からではなく、心の持ち方から。
帰納法ではなく、演繹法で。

社会経験がない中での、このアプローチは
受講者の腑に、いかに落とすかがポイント。

そのため、事例や体験談を、数多く紹介する。
しかし、それだけでは足りない。

配属後の実務を想定した演習を繰り返し、
行動レベルで表現できるまで鍛錬を行う。

知識を得ただけでは役に立たない。
納得して初めて、行動に昇華する。

ここまでの気づきを、集合研修の場で
各自から引き出すには、かなりの生命
エネルギーを使う。

まさに、身の細る思い。
しかし、研修後の皆の充実感に満ちた笑顔が
堪らない。

道を極める同志として、支援し続けたい。

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2016年4月11日 (月)

五月人形購入

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初孫が、初節句を迎える。

これまで、五月人形を探して来た。
しかし、今ひとつ。

「お父さん、これはどうかな。」

次女が我が家へ来た時、スマホを示した。
兜だけだが、端正な感じを受けた。

「なかなかいいね。」

それは、
一秀の「五月人形 兜収納飾り 兜飾り」

木村一秀氏は、雛人形の有名な作家との事。
今回、その女性らしい優しい感性を活かし
作品を作成したとの事。

左右に菖蒲の花。
背景には松。

コンパクトだがバランスが取れている。
兜は、木目込み式。
そして、桐の飾り台が、そのまま収納箱に。

「これにしよう。」

その場で、即決。
すぐに注文。

これから、どんな男の子に育つのだろう。
寝返りをし始めた孫の成長が、楽しみだ。

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2016年4月10日 (日)

ゼロベース予算の凄さ

日経ビジネス最新号で、興味深い特集が掲載されていた。

シリーズ「真・世界企業への焦燥」
ビールM&A最終決戦
国内4社トップが語る苦悩と覚悟

ビール世界最大手ABインベブが、世界2位のSABミラーを
今年中に統合する。
統合後の世界シェアは、3割となる。

売上高は、単純合算で7兆8000億円。
国内ビール大手4社の売上高合計を上回る数字。

4半世紀で、ブラジルの地場メーカーが急成長。
「小が大をのむ」買収を、数年単位で繰り返し、
巨大グルーバル企業へ。

このプロセスを、単純に「ファンド的」と見ると、
本質を見誤るとあった。

当初から「世界最高の会社を作る」ことをビジョンに掲げ、
全てをその目標に向けて集中して来た。
ビジョンがいかに大事かを物語っている。

そして、買収先の企業価値を高める上で欠かせないのが、
コスト削減と実力主義の徹底とあった。

「ゼロベース予算」を、毎年組む。
これは、前年実績を基に策定するのではなく、
毎年、ゼロから積み上げていく。

交通費や通信費に至るまで、細部に渡って見直し、
前年よりも、必ずコストを引き下げる。

「コストはツメのようなもの。常にカットし続けて
行かなければダメ。」

これは、経験から考えると、かなりハードルが高い。
仕事の進め方を、全て見直す事と同じ。

世界一でも、役員の交通手段も、全てエコノミー。
まず、範を示す。

揺るぎないビジョンの下、金と人の徹底した管理。
記事を読むと、徹底の度合いが違う。
必要ないものは、切り捨てていく。

日本企業は、どう対応していくのだろうか。
古巣の会社に、思いを馳せた。

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2016年4月 2日 (土)

1分間スピーチの難しさ

「Iさん、それぞれのテーマについて
1分間でお願いします。」

講師登録している会社での出来事。

講師の雰囲気を伝えるため、話している
様子をビデオ撮りする事になった。

「1分か、難しいな。」

テーマは、プロフィール、大事にしている言葉
主な研修テーマ、受講後の参加者の様子等。

「台本なしで、お願いします。」

確かに、台本があると読み言葉になってしまう。

「アドリブは得意だけれど、どうかなと思ったら
1分では挽回出来ないな。」

言葉を選び、簡潔に伝える必要がある。
テーマ間のブリッジも欲しい。

あれこれ考えて話してみたら、噛んでしまったり。

何回か撮り直した。
その度に、口から出て来る言葉が違う。

「撮影したものを、確認されますか。」
「いや、結構。」

見たところで、自分のスタイルは
変えようがない。

話している内容よりも、その姿を見られる
のだろうから。

評価は、ご覧頂いた方にお任せしよう。
それが、一番いい。

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