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2016年4月15日 (金)

言葉の深淵さ

月刊「致知」を読んでいて役立つ事のひとつに、
語彙が豊かになる事がある。

普通に生活していると、出会わない言葉。
しかし、広辞苑を調べると、しっかり出ている。

4月号では、次の言葉が印象に残った。

出自(しゅつじ):

出どころ、うまれ
出生と同時に血縁に基づいて制度的に認知・規定
される系譜上の帰属

こう書くと難しくなるが、要するに出生の事。

武断(ぶだん):

武力を以て被治者を処断すること
武力によって処置すること

今の日本では、縁が遠くなった言葉。

夷険一節(いけんいっせつ):

人生の順境・逆境に振り回されず、態度・姿勢が
一貫していること
※ 北宋の政治家である欧陽脩(おうようしゅう)の言葉

四字熟語は、まるで小宇宙のよう。
言葉の裏に、いろいろなドラマを感じる。

言葉は、言霊(ことだま)。

国語を失った民族に明日はない。
これからも、日本語という言葉を大事に
受け継いで行きたい。

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