言葉の深淵さ
月刊「致知」を読んでいて役立つ事のひとつに、
語彙が豊かになる事がある。
普通に生活していると、出会わない言葉。
しかし、広辞苑を調べると、しっかり出ている。
4月号では、次の言葉が印象に残った。
出自(しゅつじ):
出どころ、うまれ
出生と同時に血縁に基づいて制度的に認知・規定
される系譜上の帰属
こう書くと難しくなるが、要するに出生の事。
武断(ぶだん):
武力を以て被治者を処断すること
武力によって処置すること
今の日本では、縁が遠くなった言葉。
夷険一節(いけんいっせつ):
人生の順境・逆境に振り回されず、態度・姿勢が
一貫していること
※ 北宋の政治家である欧陽脩(おうようしゅう)の言葉
四字熟語は、まるで小宇宙のよう。
言葉の裏に、いろいろなドラマを感じる。
言葉は、言霊(ことだま)。
国語を失った民族に明日はない。
これからも、日本語という言葉を大事に
受け継いで行きたい。
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