精魂注入の新入社員研修
4月初頭から行って来た新入社員研修が
やっと、ひと落ち着きした。
私の担当させて頂いている新入社員研修は、
通常のビジネスマナー研修等と比べ、一味違う。
仕事を通して、自分の生き方・あり方を極めて
行く道のスタートに着くという内容。
社会人への意識の転換を狙うに止まらず、
この段階から、「できる社会人」になる事を
意識した行動を促す。
そのため、名刺の渡し方等の「型」から入る
のではなく、プロになるための要件を相互
確認する「芯」から入る。
外からではなく、内から。
動作からではなく、心の持ち方から。
帰納法ではなく、演繹法で。
社会経験がない中での、このアプローチは
受講者の腑に、いかに落とすかがポイント。
そのため、事例や体験談を、数多く紹介する。
しかし、それだけでは足りない。
配属後の実務を想定した演習を繰り返し、
行動レベルで表現できるまで鍛錬を行う。
知識を得ただけでは役に立たない。
納得して初めて、行動に昇華する。
ここまでの気づきを、集合研修の場で
各自から引き出すには、かなりの生命
エネルギーを使う。
まさに、身の細る思い。
しかし、研修後の皆の充実感に満ちた笑顔が
堪らない。
道を極める同志として、支援し続けたい。
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